佐々木順建設は広島の工務店、
自然素材の木の家でつくる注文住宅
二世帯住宅もおまかせ下さい

社長ブログ

夏向きの家を建てよう
投稿日:2007年09月30日

昔は欧米の人から日本の住まいはウサギ小屋みたいだと
揶揄され大きく傷つきました。
しかし今や日本の住宅も年々大きくなっていきました。
去年の統計で140㎡位アメリカはともかく欧州は持ち家比率は
少なくアパートメント暮らしの方が多い様です。
昔の日本の家屋は家具と名のつくものは少なく
庶民は多くは借家住まいで持ち家はごく限られたお金持ち。
手軽に引越しが出来るように家財道具も箪笥が数点・・・
和室の造りそのものが多目的に使えるように工夫されていました。
畳はちゃぶ台を出せば食事が出来る。
ちゃぶ台をたたんで部屋の隅に立てかけて、布団を引けば寝室になる。
障子、襖の類は開ければ大広間閉めれば小部屋に仕切りある程度の
プライバシーが保てます。
実に上手く考えられてます。
徒然草で吉田兼好が「日本の住まいは夏を旨とすべし」と書きました。
蒸し暑くしのぎにくい夏を過ごすには風の通り抜けを簡単に
可能にする引き戸の工夫は不可欠のものだったのでしょう。
外部の環境と遮断する造り方の西洋の住宅に較べて
日本の住宅は外部の環境に溶け込むように、上手く自然を取り入れるように
造られて来たといえます。
地球の温暖化により夏の暑さが年々酷くなる今日
最近の高気密高断熱の住宅は甚だ疑問と言えるのでは
ないでしょうか?

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豪農の館
投稿日:2007年09月29日

27日28日と全法連(全国法人会総連合)の全国大会に
仲間三人で新潟まで行ってきました。
大阪まで新幹線大阪から飛行機で飛びました。
一日目は基調講演と式典全国から1900余名の会員が集まりました。
朱鷺コンベンションホールと言うところで有ったのですが
大きくて立派な施設にビックリしました。
最近政令都市になったようで新潟は立派な?都会ででした。
二日目はエクスカージョン要するに観光しました。
そこでタイトルの「豪農の館」に行きました。
今まで昔の旧家、民家も全国色々見ましたが桁外れの規模に
あきれ果て思わず笑ってしまいました。
何せ敷地が8800坪、建坪が1200坪、部屋の数が65余り、全部の雨戸を
朝開けるのに一時間掛かるそうです。
建物は明治時代に建てられたもので当時は使用人が50人余
竈で一表(60キロ)の米を毎朝炊いたそうです。
庭も半端ではない広さとてつもない大きい池に大きな鯉
回遊式庭園だと言う鎌倉、室町の古式庭園だそうです。
京都銀閣寺ゆかりの庭師田中泰阿弥氏が5年掛かりで造られたそうです。
雄大な日本庭園を眺めるのに座敷を囲む廊下には柱が一本もない
釣欄間工法でした。
廊下に使っている丸桁はなんと28メートルもある
杉の磨き丸太の一本物だそうです。
畳の枚数は100枚にもなるそうです。
まさに日本建築の粋を凝らした建物で感動しました。
日本の大工さんの匠の技に万歳です。

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地鎮祭
投稿日:2007年09月26日

今日はH様邸の地鎮祭と着工式が行われます。
4月に当社を訪ねて来られ本日を迎える事になりました。
途中色んな場面があっただけに感慨深いものがあります。
うちのブログの女王日高が打ち合わせの度に二人の子供さん
のお相手をいたしすっかり子供さんに馴染んでもらいました。
契約が決まった時「社長!良かったですね」と
日高も大変喜んでくれました。
これからが本番!
色んな職人さんの合作で家が出来ていく訳です。
設計、積算、営業アシスト、子守?本当に色んなポジションで
皆が総力を結集してこそ家造りが始められると言う事を
改めて再認識致しました。

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床座の生活
投稿日:2007年09月23日

昔の日本人の生活は全て床座の生活でした。
洋風の家が取り入れられて椅子座の生活も取り入られました。
しかし西洋と根本的に違うのは土足で家に入ると言う
生活様式は未だ日本人に抵抗感が有ります。
表面的に西洋の住宅の様式をまねても民族の違い、気候条件の違いからか
なかなか椅子座の生活には心底からはなじめません。
特に年代のいっている人は特に・・・・
昔の日本の庶民は布団とちゃぶ台だけで住めました。
昔の庶民は持ち家比率は極端に少なかったようです。
よく時代劇にも出てきますが、貧乏長屋暮らし
庶民は大荷物になる家具類などは、箪笥の数本ぐらいのもの
気軽に?らくらくと引越しも出来たようです。
ところが近年になり生活様式の立式化により、多くの家具類を
持つようになりました。
冷蔵庫、洗濯機、テレビが普及するようになって
高々40年余りにすぎません。
現在日本の家庭には家具類をはじめ物があふれるほど増えました。
最近私の会社の近くにもトランクルームなる物が沢山
出来ました。
思い出も含めてあふれ出るものを捨てるに偲びず
トランクルームを愛用している人も多いように
聞きました。
収納の本などに一年間使わないものは基本的に
要らない物だから捨てなさいと書いてあっても
いざ捨てるとなると勿体なくなり部屋が納戸状態
になります。
私の家もご他聞にもれず空き部屋は全て納戸状態です。

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間取り係数
投稿日:2007年09月22日

間取り係数

住宅の平均延べ床面積は年々増えて来ています。
子供の数が減り一所帯の家族数は減っているのにもかかわらず?
大きな住宅が必要なのでしょうか?
これを算出するのには間取り係数と言う便利なものがあります。
必要な居室の大きさをまず決めてからそれにゆとり係数なるものを
かけて行き必要な家の坪数を算出します。
家造りをするときに最終的に総額でいくらかけられるか?
という事は当然のことながら重要な問題です。
その部屋は本当に必要なのか?何畳必要なのか?
それはともあれ現実的に家族数に対していったい何坪の家が
必要なのか?
最近では大手プレハブメーカーも最初に安くできるような事をいい
あとで予算を吊り上げるという様な騙しの営業スタイルはしなくなった
様ですが、ローコスト住宅や地域ビルダーではいまだにそういう商法を続けて
いるところもあります。
住宅みたいに現場作業で造っていくものに通常より半額以下で出来るなんて
あり得ないのですが・・・・・・
建て主からすれば安いのにこしたことはないですから
ついうたい文句につられてしまいます。
よい素材を使い丁寧な仕事、孫子の代までも住み継いで行けるような
家造りをすればそれなりの費用はかかります。
話がそれましたがはじめに予算ありきですから
総予算に対して土地から求めるのなら土地と家との予算配分は重要な
問題となります。
その比率を決めたなら家の予算に対して何坪の家を建てるのか?
大きな家のローコスト短命住宅を選択するか、コンパクトな家でもよいから
長寿命住宅を選択するか?
そのときに活躍するのが間取り係数なのです。
弊社の住まい塾ではその事もわかり易く説明いたしますので
ホームページからでも是非お申し込み下さい。

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引き戸の良さ
投稿日:2007年09月20日

昔の日本の家は全て引き戸で開口部は構成されていました。
引き戸を開けたり閉めたりで広く部屋を使ったり個室に区切ったり
していました。
又通風日照も取り入れていました。
洋風の家が日本にやって来てドアーを日本の住宅にも使うようになりました。
現在若い人にはデザインは洋風のものに断然人気が有るようです。
当社も外観は洋風が多くなりました。
しかし内部の建具に関しては出来るところは全て引き戸にしています。
外部のサッシュも居室で風の通りを考えるところは出切るだけ
引き違いのサッシュをすすめています。
引き戸の良いところは開ける時場所を取らない。
通風を取る時自由に全開・半開・部分開と選択できる。
風が強く通ってもドアーみたいにバタ~ンとしまらない。
利点を挙げればきりが有りません。
引き戸を多用することにより「広がり空間の風の通りの良い家」が
実現いたします。
何回も書きますが今日で多分ブログを110回位毎日書いています。
どこまで続くか分かりません。
10月には三人会(積み立てをして年に一度旅行します)で外国に
4泊5日で行くので途絶えますが・・・・
典型的なA型人間の私は見た目に違わず?超真面目人間なのです

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100年住宅
投稿日:2007年09月18日

最近100年住宅と言うキャッチを謳っている住宅メーカーや
地域ビルダーのチラシやパンフレットを目にします。
ツーバイ工法やプレハブメーカーもこぞってです
日本の高温多湿な気候風土特にここ数年地球全体の温暖化で
広島の夏もますます高温で多湿が顕著になりやれません。
本来ツーバイフォーやプレハブ住宅は短命住宅の代表選手
「高度成長時代の象徴」
工期も早いが寿命も短い
スクラップ&ビルドの時代の寵児であった筈ですが・・・
住宅の短命化が住宅の平均寿命20年足らない時代が続き
住宅を壊しての建て替えが産業廃棄物を大量に生み出し
焼却の過程でダイオキシンを発生したりで
公害問題にもなりました。
これからの住宅は長寿命化に移行してきました。
いまや子供だけでく孫の代まで住み継いでいける
住宅でなければ行けなくなりました。
まさに在来工法の時代になっています。
構造躯体を頑丈に造り、なるべく柱や梁、桁を現して傷んだ
所が確認出来その部分を取り替えが可能に造らないと
100年住宅は実現できません。
高々50年くらいの実績しかないプレハブ住宅、寒冷地で生まれた
ツーバイ工法の住宅が本当に100年持つかと問えば甚だ疑問です。
構造躯体はそのままに間取り変更が可能な工法を
選択しなければいけません。
日本の高温多湿な気候風土に有った
又何千年の歴史実績のある工法を
是非選択して下さい。
企業の謳い文句や余り根拠のない理由に惑わされる事のない様に
して下さい。 

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構造体険会
投稿日:2007年09月17日

昨日今日と東雲で構造体険会と東雲本町のモデルハウスで
夜の体険会と言うイベントをやっています。
在来工法の場合構造を見て欲しいのです。
木組みの頑丈さと美しさを
今回も登り梁工法と言う大空間を広びろと使える
木組みの工法なので見学に来た方は皆さん一様に驚かれます。
しかし今の建築基準法は金物だらけの規制で
梁、桁を化粧で現す場合羽子板ボルトでいたるところ
つながなければならず美しくない部分が出てきて
頭の痛いところもあります。
耐震、断熱など地域差のあるものは地域により
基準を変える様に出来ないものでしょうか?
それか在来工法の化粧梁工法の場合のボルトの基準の緩和とか?
伝統工法の美しさ良さを否定するような
基準法の改正ばかり目立つような気がしてなりません
この前住風土研究会で聞いた話ですが
長野県の住宅会社の社長が建設省(国土交通省)の役人との
意見交換会に出席した所
在来工法の事や工務店の実態など
まったく何にも理解してなくてがっかりしたと言ってました。
東大卒のエリート中小の工務店の存在など眼中にないのでしょう
大学の建築科の授業の中で木造の講義なども皆無に等しく
全国の大学の教授の中で木造を研究されてる方も非常に少ないと言う事も
伝統工法の仕口継ぎ手だけでの強度を認められず
金物ボルトだらけの工法になって行った大きな原因の一つではないでしょうか?
かの相対性理論で有名な天才科学者のアインシュタイン博士が
大正時代に三ヶ月くらい日本に滞在された時当時の日本の住まいの
自然と共棲されている素晴らしさに驚嘆され文章ものこされてますが
洋風化され古来の日本の住まいの良さが失われて行くのは
寂しい限りです。

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増改築リフォームを通じて見えるもの
投稿日:2007年09月16日

私の父親は、大工から身を起こして建設会社を創業しました。
それ故、住宅は伝統工法の在来軸組み工法で殆ど建てます。
防火指定などにより木造で出来ない所は別ですが・・・
新築建て替えだけでなく増改築やリフォームも
当然ながら多く手掛けるわけです。
木造軸組み工法・大手住宅メーカーが建てた鉄骨プレハブ住宅・木質系プレハブ住宅・ツーバイフォー住宅・鉄骨造・鉄筋コンクリート造・・・・
殆ど全ての工法のリフォームを経験してきました。
それを通じて思ったことは、家族の変化、住んでいる人の年齢の経過により
様々なリフォーム増改築が必要になるということです。
二つの部屋を一つにする、その逆に一つの部屋を二つに分ける。
その時私もお客さんも在来工法にしていなかったら
「何故在来工法で建てなかったんだろう」
と言う事を痛切に後悔します。
プレハブ、ツーバイフォーの類は増改築改装が非常に困難を極めます。
壁は抜けない開口部も自由に大きく出来ない。
二階の重ね増築は不可能・・・
最初に注文住宅建てるときに工法自体を慎重に選択する事
まず工法自体に注文をつける事をお忘れなく
寒くて済みません。
駄洒落のつもりです。

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総合住宅展示場
投稿日:2007年09月15日

広島にも大手メーカーの住宅展場がここかしこに出来ています。
注文住宅を建てようとされると一番に
住宅展示場巡りをされる方も多いと思います。
展示場に行かれて不思議に思われた方も居られるでしょう。
なぜか全て南側が正面で道路に向いていて
家の中央に玄関がどでんと座り、
ホールには大きな吹き抜けが必ずあります。
延べ坪は平均70坪くらい。
豪華な照明に高そうな家具調度品が満載
カーテンもブラインドも全体的に
コーディネートされていて夢がふくらみます
見せるための工夫仕掛けがいたる所にされています。
大部分は広い玄関ホールから各部屋にいける
所謂旅館型間取り・・・
風は各部屋に抜けません
小間割りに部屋を区切れば風の通り
各部屋の換気は絶望的です。
しかし展示場のモデルハウスは大丈夫、
全室冷暖房完備の高気密高断熱住宅ですから
一年中Tシャツで暮らせる家なんて宣伝している
メーカーもあるくらいですから
そう言う住宅が良いと思われる方はそれでいいのですが・・・
本当の省エネ住宅、健康住宅をお求めなら間取りから
窓のつけ方大きさ構造体までを
全てメーカーの家造りと真反対の事をすれば良い
と思います。

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