築15年目の翠のK様の奥様より玄関の戸が開かなくなったと電話がありました。 私の顔が見たいといわれるので部長と2人でお伺いしました。 扉は部長が直しました。 ご主人さんもおられましたが今年90歳になられて少し認知もでておられました。 奥さんは15年も経つけどまだ新築のようで快適に暮らさせていただいてます感謝していただきました。 これは今注目のWB工法で建てています。
終の住み家
高齢になってからも住みやすく最後まで住う家です。
離れて暮らしている親を、引き取って見るのか?施設に入所させるべきかいつかは皆さんも通る道です。
私は親父の会社を継いだので、関西方面で現場監督の修行が終わり広島に帰ると親父が2階に増築してくれていました。
長男が4歳次男はまだ乳飲み子でした。
二世帯住宅に改装増築してくれていました。玄関は一緒台所と洗面所トイレは別に2階にありましたが
風呂は一緒でした。
長男の嫁である家内は風呂は気兼ねして1番後に入ってました。
両親共晩年は介護が必要となりましたが、両親とも家で看取りました。
男は介護は全然ダメです。
私は母親の下の世話は出来ませんでした。
親父の風呂は私がいれてあげました。しかしそのくらいしか出来ませんでした。
他所で介護用のリフォームして介護用の風呂を取り付け家で風呂が入れる様にしたこともありました。しかし家で高齢者をいれて世話をするのは困難です。
週に何回か老人施設で風呂のサービスを受けるのが現実的です。
トイレは介護用に広くしておくのは有効ですが。
現在の家を介護用にリフォームする場合と終の住み家として建て替える場合があります。
選択肢はふたつあります。
親御さんと暮らしながらの終の住み家は敷地が広い場合は平屋にするのが理想的です。
しかし街中だと平屋は難しい場合が多いです。
広島市内の住宅地の土地は全国的にも上昇率が顕著です。 まだ今後も上昇しそうです。 そのこともあってか、ここ数年二世帯住宅の建築が増えているようです。 二世帯住宅は大きく分けて親世帯、子世帯をどのように住み分けるかで3つのタイプがあります。 1.完全分離型タイプ 2.LD共有で玄関や水回りは分離タイプ 3.玄関も水廻りもすべて共用タイプ それではタイプ別のメリットとデメリットをあげていきたいと思います。 1.完全分離型タイプ ▼メリット ・ご両親が他界された時には自分の子供との二世帯住宅として使える。 ・賃貸住宅として貸せば賃貸料が収入となる。 ・プライバシーが確保出来るのでお嫁さんが楽である。 ▼デメリット ・建築時に1番お金のかかる水回りが二世帯分かかる為、建築費イニシャルコストが高くなる。 ・電気代、水道代、ガス代などの光熱費が二世帯分かかる為、ランニングコストも高くつく。 こちらのタイプの施工事例は下記となりますのでご覧下さい。 「完全独立型のシンプルモダンの二世帯住宅 西条 T様邸」 2.LD共有で玄関や水回りは分離タイプ ▼メリット ・玄関は別々だが子世帯の玄関からLDに動線をつなげているので親世帯・子世帯が集える。 ・LDは共有するので延べ坪がその分小さく出来る。 ・スープの冷めない距離が微妙に保てる。 ・共有のLDで親世帯子世帯のコミニユケーションがはぐくまれる。 ▼デメリット ・水廻りが二世帯かかるので建築費イニシャルコストは高くなる。 ・光熱費などのランニングコストも高くなる。 こちらのタイプの施工事例は下記となりますのでご覧下さい。 「完全分離型の二世帯住宅シンプルモダンの家 可部東 K様邸」 3.玄関も水廻りもすべて共用タイプ ▼メリット ・初期の建築費イニシャルコストが安く出来る。 ・延べ坪も大きくならなくて済む。 ・光熱費などのランニングコストも安くてすむ。 ▼デメリット ・お嫁さんが気を遣う ・子世帯が二階の場合は遮音に気をつけなければいけない。 ・親世帯子世帯で食事の時間や食べるものが違う為、ひとつのシステムキッチンでは対応しにくい。 こちらのタイプの施工事例は下記となりますのでご覧下さい。 「新和風 二世帯の家 翠町M様邸」 3つのタイプそれぞれにメリットデメリットがあります。 二世帯の家と言っても家族構成・家族の年齢等によって違います。 予算のこともあるでしょう。 しかし長期的な視点から考えるのが、大事な事だと思います。