投稿日:2024年05月17日
広島市内の住宅地の土地は全国的にも上昇率が顕著です。
まだ今後も上昇しそうです。
そのこともあってか、ここ数年二世帯住宅の建築が増えているようです。
二世帯住宅は大きく分けて親世帯、子世帯をどのように住み分けるかで3つのタイプがあります。
1.完全分離型タイプ
2.LD共有で玄関や水回りは分離タイプ
3.玄関も水廻りもすべて共用タイプ
それではタイプ別のメリットとデメリットをあげていきたいと思います。
1.完全分離型タイプ
▼メリット
・ご両親が他界された時には自分の子供との二世帯住宅として使える。
・賃貸住宅として貸せば賃貸料が収入となる。
・プライバシーが確保出来るのでお嫁さんが楽である。
▼デメリット
・建築時に1番お金のかかる水回りが二世帯分かかる為、建築費イニシャルコストが高くなる。
・電気代、水道代、ガス代などの光熱費が二世帯分かかる為、ランニングコストも高くつく。
こちらのタイプの施工事例は下記となりますのでご覧下さい。
「完全独立型のシンプルモダンの二世帯住宅 西条 T様邸」
2.LD共有で玄関や水回りは分離タイプ
▼メリット
・玄関は別々だが子世帯の玄関からLDに動線をつなげているので親世帯・子世帯が集える。
・LDは共有するので延べ坪がその分小さく出来る。
・スープの冷めない距離が微妙に保てる。
・共有のLDで親世帯子世帯のコミニユケーションがはぐくまれる。
▼デメリット
・水廻りが二世帯かかるので建築費イニシャルコストは高くなる。
・光熱費などのランニングコストも高くなる。
こちらのタイプの施工事例は下記となりますのでご覧下さい。
「完全分離型の二世帯住宅シンプルモダンの家 可部東 K様邸」
3.玄関も水廻りもすべて共用タイプ
▼メリット
・初期の建築費イニシャルコストが安く出来る。
・延べ坪も大きくならなくて済む。
・光熱費などのランニングコストも安くてすむ。
▼デメリット
・お嫁さんが気を遣う
・子世帯が二階の場合は遮音に気をつけなければいけない。
・親世帯子世帯で食事の時間や食べるものが違う為、ひとつのシステムキッチンでは対応しにくい。
こちらのタイプの施工事例は下記となりますのでご覧下さい。
「新和風 二世帯の家 翠町M様邸」
3つのタイプそれぞれにメリットデメリットがあります。
二世帯の家と言っても家族構成・家族の年齢等によって違います。
予算のこともあるでしょう。
しかし長期的な視点から考えるのが、大事な事だと思います。