事前に確認しておきたいこと
気に入った土地が見つかると、いよいよ土地の売買契約を行うことになります。その際、通常は、その土地を紹介し不動産屋(宅地建物取引業者「宅建業者」と省略します)が売買契約の仲介を行うことになり、重要事項の説明を受けることになります。
重要事項説明書に記載される内容は、おおむね左表のとおりです。表をみると難しい話に思えますが、いずれも土地の売買契約を間違いなく実行するための不可欠な項目です。こうした内容を契約の前に、仲介を行う不動産屋(宅建業者)の取引士からしっかりと説明を受けて、わからないところがあれば事前に質問を行い、疑問点をなくしてから契約にのぞむことが大切です。できれば契約の1週間ほど前には、説明を受けておいたほうがいいでしょう。
重要事項の説明で、取引物件の権利の種類や内容はほぼ明らかになりますが、できれば、登記事項証明書を取り寄せて、売り主が登記上の所有者であるかどうかとか、乙区に抵当権などの所有権を成約する権利がついていないかどうかといった基本事項については、自分の目で確かめるという姿勢が大切です。
土地売買契約の流れ
重要事項の説明を聞き、売り主と買い主の双方が納得し、取引についての諸条件の合意をした後、売買契約の締結を行います。
売買契約は、売り主が土地の所有権を買い主に対して移転することを約束し、買い主が売り主に対してその代金を支払うことを約束する内容の契約です。合意によって売り主は土地や建物を買い主に引き渡し、その登記を移転する義務を負い、買い主は、売り主に代金を支払う義務を負うことになります。
売買契約の締結では、売り主と買い主が、仲介業者立会いのもと売買契約書の読み合わせを行い、記載された売買契約条件の確認を行います。契約当日の席上であっても、疑問点などがあれば質問し、契約書に不満があれば、項目の追加、変更、削除等を行って納得できる契約を結ぶことが大切です。
そして売買契約書に署名、押印することになります。売買契約の締結と同時に、売買契約書で合意した手付金を買い主から売り主に支払います。手付金の支払い方法は一般に現金もしくは預金小切手を使用します。金銭の授受に預金小切手を使用する際は、預金小切手のコピーをとっておくと安心です。
家づくりの基本125参照
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切れ者
前にも話しましたが私は関西方面で7年間現場監督の修行をしました。
もうかれこれ40年も前の事です。
そして色んな上司の人のもとで現場修行しました。
それぞれ長所短所がありました。
現場の細かいディテール(納まり)に詳しい人、工程管理に長けてる人、工事の粗利益を沢山出す人、職人さんを上手く使える人・・・・・
しかし私が一番印象に残っているのは、Mさんです。
工業高校卒で会社では決してエリートでは有りませんが、
やり手でした。
私は大阪のP教団の突貫工事の応援で、2週間下で働いただけですが
強烈に彼のやり手ぶりが脳裏に焼きついています。
何しろ三階建てのRC造の寮が二棟、S造の集会所が一棟杭打ちも有って
工期は90日常識的にはとても間に合いません。
大阪支店所属のSさんと東京から来た突貫工事専門のMさんで
最初は棟別に分けて現場監督10人くらいで見ていました。
両人が所長と言う肩書きで・・・・
しかし大阪支店所属の所長は私も下で働いたことが有りましたが
細かい納まりは詳しい人でしたが細かすぎる帰来がありました。
工事の進め方、考え方の違う両者がぶつかり現場が上手く回らなくなり
年下のMさんが、Sさんに言ったそうです。
「Sさん頭が二人ではこの突貫工事は絶対間に合わない。我々は工期遵守が
絶対最低条件だ。私が総指揮を取らないと間に合わない。悪いが私の指揮下で
やってくれと言ったそうです。」
そうして不可能と思えた突貫工事を無事工期内に収めました。
Mさんには色んなエピソードと言うか武勇伝があるのですが
それは次の機会に又書きます。
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