
小さく造って広く使う
家は部屋を多くして区切り、小間割り間取りすればする程大きくなります。
部屋で区切れば廊下の無駄な空間も増えます。
床面積が大きいのに何故か広く感じない家になります。
また小間割り間取りの家は風通りも悪くなり、日照も悪い家になります。
建て替えなどでは家の坪数を大きくしたのに何故か
あまり広くなった気がしないと言う事が起こりがちです。
それは部屋数が増えただけでひとつひとつの部屋の広さが
変わらない場合におきます。
人間は同時にふたつの部屋に身を置くことが出来ないからです。(笑い)
部屋数を必要以上に多くすると掃除も大変ですし、
普段使用しない部屋が出てきます。
子供が出て行くと子供部屋は全く空いてきます。
ますます使わない部屋が増えてきます。
空き部屋はすべては物置き状態になります。
納戸だらけの家になってしまいます。
部屋数はなるべく少なくして普段は広く使います。
必要な時に引き戸で仕切る様に造ります。
小さく造って広く使うのが広がり空間の家づくりの秘訣です。
日本の家はうさぎ小屋なのか?
昔、日本の家はうさぎ小屋と先進国から揶揄されました。
この言葉は1979年にEC(欧州共同企業体)の報告書だと言われる。
以後は自虐的に日本人は「狭い家に住んでいると」感じている人が
殆どではないでしょうか?
現在の日本の住宅の平均の延べ床面積は125平米(38坪)あります。
アメリカの家は確かに敷地面積も大きくて家も大きいです。
平均的に148平米(45坪)と日本より広いです。
これは世界的にみれば特殊です。
ヨーロッパでも一戸建ては日本より大きい様ですが、
一般的にマンション、アパートに住む人の方が圧倒的に多いそうです。
マンション、アパートの類の一戸は日本の家より広くはありません。
イギリスは87平米(26坪)、フランスは99平米(30坪)、
ドイツは95平米(29坪)とあります。
欧米主要4カ国で床面積を比較するとアメリカに次いで2位です。
日本人は外国から指摘されると、すぐに反省するところがありますが
日本の今の家は世界的にみても、けっして狭くはないのです。
世界最古の木造建造物 法隆寺は建立されてから1370年経ちます。
木造の技術は中国から伝来したものですが・・・
本家本元の中国の最古の木造建造物は中国山西省の佛宮寺で620年です。
何故中国の建物に古い建物が残ってないのか?
戦乱の歴史を繰り返したから?
それもあるかも知れませんが
それは匠の技術の差ではないでしょうか?
法隆寺の建物は、創建当時の飛鳥の物もあれば、藤原時代、鎌倉時代、
室町時代、江戸時代、大正、昭和と修理を繰り返されています。
その時代時代の美に対する考え方や、建築物をどの様に考えていたか
分かるそうです。
法隆寺は飛鳥時代の匠達が知恵を出しきって造ったのです。
法隆寺と対照的な建造物は日光東照宮です。
法隆寺が装飾のない力強い美しさに較べて日光は構造よりも
装飾の美しさを選びました。
それゆえに法隆寺は1350年目に解体修理されました。
日光は350年くらいで解体修理を余儀なくされました。
法隆寺の昭和の解体大修理では、飛鳥時代の物も、藤原、室町の物も
解体修理をされましたが・・・
室町時代の物は650年しか?もたなかった。
飛鳥の創建当時のものに較べると半分しかもたなかったのです。
大工さんの技術は時代とともに退化しているのでしょうか?
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