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家づくりコラム

暮らしに合ったキッチンとダイニング
投稿日:2022年11月8日

「食」の位置づけから広さを決める

ひと昔まで、キッチンは裏方であり、家の北側に配置されることが当たり前でした。最近では、そのような感覚は薄れ、リビングやダイニングとつながった開放的なキッチンが増えてきています。そのため、家族の会話はキッチンやダイニングが中心ということも少なくないでしょう。まずは、家族の暮らしのなかで、「食」がどのような位置を占めるのか考えてみましょう。おのずと、キッチンとダイニングの位置や広さ、リビングとの関係が見えてくるはずです。

食事に時間をかけ、家族の会話や団らんがおもに食卓という場合は、リビングよりもキッチン・ダイニングに面積を割きましょう。ダイニングに重きをおけば、大きなダイニングテーブルを置くこともできます。反対に椅子ではなく、床に座って食べるスタイルをとれば、リビングがダイニングを兼ねるかたちになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、夫婦や親子で調理することが多い場合は、キッチンの作業スペースを広くとっておきます。アイランドキッチン(★1)にするのもよいでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他の家事も効率よく

また、キッチンの間取りは、調理のしやすさはもちろんですが、家事を効率よく行えることも重要なポイントです。ただダイニングにつながっていればよいだけではありません。調理のしやすさのほかに重要なポイントとなるのは、

①配膳や後片付けがラクな動線やつくりになっているか

②シンクや手元の汚れものなどが丸見えになることがないか

③キッチンでの作業と並行してほかの家事が行えるか

など。これらをイメージしながら間取りを考えるとよいでしょう。

たとえばキッチンを行き止まりにせず、廊下やほかのスペースに通り抜けできるようにしておくのも手です。一般的にキッチンの近くにあると便利なのは、洗面所、脱衣所、浴室、勝手口、サービスヤード、物干し場、玄関などです。これらとキッチンをつなぐだけで、家事の効率がぐんと上がります。

おもなキッチンとダイニングの間取りの例を図に示しましたので、参考にしてください。

★1 アイランドキッチン

キッチンセットの一部または全部を島型に独立させて配置したキッチンのこと(図参照)。複数の人が料理をつくるのに向いている。

 

家づくりの基本125参照

 

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水回りは『できるだけ』まとめましょう。広島の工務店 家づくりワンポイント
投稿日:2022年11月2日


新居の間取りを考えるとき、親切な担当者ならきっと

「水回りは、できるだけまとめた方が良いですよ」

と助言することでしょう。


なぜなら、水回りをまとめることのメリットは、作業動線短縮や家事の負担軽減だけでは無いからです。


配管を短くすれば、その分だけ材料費を減らせます。

設置に必要な時間や人件費も減らせるので、給排水工事全体のコストを抑えることができます。


また、つなぎ目が減った分だけ漏水のリスクも減らせます。

配管の詰まりや漏水が発生しても、調査する場所が少ない分、点検や補修などの対応を素早く行えます。


ですから、水回りはできるだけ一か所にまとめた方が望ましいのです。


ところで、私が『できるだけ』と表現したのには理由があります。

その理由とは、『水回りの騒音への配慮がない配管はストレスの原因になる』というものです。


たとえば、トイレの隣が寝室だと、流水音が睡眠を妨げるかもしれません。

水回りをコンパクトにまとめるなら1階と2階のトイレは上下になるよう配置するのが理想的ですが、睡眠の邪魔になるようであれば、その配置は望ましくありませんよね。

注意するのはトイレだけではありません。

家族の就寝中に洗濯や入浴、料理をするのなら、寝室との位置に配慮したり、防音材で騒音を抑えるなどの対策も、将来の騒音ストレス予防に良さそうですね。


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周囲の状況を調べて家づくりに活用しましょう。広島の工務店 家づくりワンポイント
投稿日:2022年10月26日


新居の配置や間取りを考える時、隣家などの、敷地まわりの様子を把握するのはとても大切なことです。


例えば、隣家との距離が近いと、日当たりが悪くなることがあります。

しかし、1階の日当たりを確保できなくても、1階のリビングを吹き抜けにして2階から日差しを取り込んだり、

2階にリビングを設けるなどの解決策があります。


隣家と似たような位置に窓があると、視線や物音が気になりますよね。

しかし、事前に把握していれば位置を調整できます。

位置を動かせない場合でも、窓の種類や高さなどの工夫次第でプライバシーは確保できます。


隣家の給湯器と新居の寝室が近すぎると、低周波音により睡眠障害や体調不良を起こす恐れがあります。

しかし、寝室を遠ざける間取りで適切な距離を保てば、被害に遭うリスクを減らせます。


自宅より後に隣家が建ったために住み心地が悪くなっても、違法でない限りどうすることもできません。

しかし、既に隣家があるのなら、建物や窓の位置や高さ、自宅と隣家との距離などをもとに、より良い家づくりを検討できます。

ですから、隣家の様子はしっかり把握しましょう。


この時、隣家の樹木など、庭の状態までチェックすれば、ご近所トラブルの予防ができます。


例えば、隣家の庭木の手入れが不十分なら、枝や根が敷地内に越境するかもしれません。

毎年、敷地内に落ちた枯れ葉掃除をする羽目になるかもしれません。

そのような可能性が考えられる時は、トラブルを防ぐため、事前に隣家と合意書を交わしたり、

高さのあるフェンスを設置するなどの対策を検討しましょう。


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