流行のないデザインヨーロッパの街並みの写真や映像などを見ると、
外観デザインや外装に使われている素材が統一されていて、
とても美しいと感じます。
住宅のデザイン
流行のないデザインヨーロッパの街並みの写真や映像などを見ると、
外観デザインや外装に使われている素材が統一されていて、
とても美しいと感じます。
アメリカも同じで、街並みの雰囲気を壊すことがないよう、
メンテナンスをし、木や芝生の手入れをしていますね。
では、日本はどうでしょうか?
家ごとに外観のデザイン、雰囲気、まったく違います。
外装材などもまったく違いますね。
今の日本の住宅には流行があって、今のデザインや素材でない家は
古いと感じてしまうのではないでしょうか?
アメリカの住宅が何十年と経っても古く感じないわけは、
デザインや素材に流行がなく、長い間変わらないからだと思います。
つまり、定番が長い間ずっと愛されている、ということでしょう。
気候風土に合った住宅を造りましょう
◆文化と気候風土からうまれる住宅のデザイン
住宅のデザインがアメリカでもヨーロッパでも同じか、というとそうではありませんね。
それは、その土地の文化や気候風土に適した素材やデザインが、
昔から受け継がれているからなのでしょう。
日本にも、そのように受け継がれてきた素材やデザインが
地域それぞれにあるはずです。
沖縄と北海道では、文化も気候風土も違いますから、
やはり街並みもまったく違いますよね。
気候風土を無視した建築は、住まいのどこかに問題が
起こってくるのではないでしょうか?
それこそ全国画一的な仕様とデザインのプレハブメーカーの作る家には
それぞれの地方の文化や気候風土は無視されています。
それぞれの地方の気候風土に合った個性ある住宅を造りたいものです。
定番のデザインは没個性?
◆定番のデザインは没個性的?
ヨーロッパの美しい街並み。
一見、没個性的な家の集合のように思えますね。
でも、よく似た家の連なりではあるけれども、
まったく同じ家というわけではありません。
では、今の日本の街並みはどうでしょう。
それぞれまったく違ったデザインで無秩序な家々と、
まったく同じ家を並べただけの味気ないもの。
これこそ、没個性的のような気がします。
ヨーロッパの街並みには、歴史や言葉では表現できないような美しさや
懐かしさがありますが、今の日本の街並みにはそれを感じることは
できないように思います。
手づくりの建物には作り手の魂が宿っているけれど、工場で作られた物を
組み立てただけの物には魂が宿っていないということでしょう。
私の家の近所をぐるっと見てみると、
街並みにまったくそぐわないヨーロッパ調の家があるかと思えば、
どこのハウスメーカーで建てたか一目瞭然のプレハブ住宅が何軒か並んでいます。
あなたの家の周りを思い出してください。
よく似た光景ではありませんか?