
長年工務店をやっていると「良い土地を世話してくれたら御社で家を建てたいのですが?」 と言われた事は数え切れないほどあります。 しかし私も方々手を尽くして探しても、その方の理想の土地は見つかりません。 何故見つからないのでしょぅか? それは土地の予算とその方の理想とする土地の価格があまりにかけ離れているからです。 土地に予算をかけすぎると家の予算が極端に少なくなります。 土地を探しに疲れてしまい、本意ではないのに建て売り住宅で我慢しようと、注文住宅はあきらめて建て売り住宅にされる方も多いです。 しかし便利が良くて安い土地を見つける方法があります。 それは狭小地や変形の土地を買うのです。 土地代が安い分、家にお金がかけられます。 20坪余りの土地でも、4人家族で暮らせる十分な家を建てる事ができます。 何年探しても理想の土地は出てこず、家を建てるタイミングを逸する方も多いのです。 発想の転換をされた方が良いと思うのですが?![]()
なまじの勉強より自分で考える 家を建てようと覚悟すると、誰もが大変な勉強家になります。 失敗したら一大事と思うからです。 確かに失敗する訳にはいきません。 ただつけ焼き刃だから知識としてわかったつもりでいても自分の内的なものにはなっていません。 一夜漬けの試験勉強が身につかないのと一緒です。 本当の意味での勉強にはなりません。 家づくりの勉強は本を買うかインターネットが多いとおもいますが 本に書いていたりインターネットに載っている物が全て正しいという保証はありません。 正しいかどうかはの判断はあくまで自分です。 ですからやっぱり自分で考える事が最も大切です。 家は家族のためのものだから、家族で考え合う必要があります。 にわか勉強の弊害は自分をなくしてしまうことが多いからです。 たとえば滅多に来ないのにお客さんが良く来るような想定をしてしまうのです。 1種の幻想です。 よそゆきの家に成ってしまいます。 書斎生活などもその一例です。 自分の日常生活にないものまで想定して家づくりに取り入れてしまうと、 日常の生活像からかけ離れた家になってしまいます。 考える事は、無駄なもの取り入れず自分のふだん着の生活であるべきです。 また大きなメーカーのモデルハウスに行かれる方も多いですが、 70坪近くある大きなモデルハウスを見学しても大きな住宅を建てない場合は 倍くらいある邸宅を見学しても参考にならない場合が多いのです。 体によい家100の知恵 吉田桂二著 参照![]()
「剛構造と柔構造」 日本では高さが30メートルを超える建物は建てる事が出来ない時代がありました。 この数字はたいした根拠はなく日本は地震国だから高く建てるのは危険で、 百尺を限度にしよう程度の曖昧さで決められた規定でした。 高い建物が横の揺れに弱いとする理由は、下での少しの変形が、 上では非常に大きくなるから危ないと言う構造原理からきていた様です。 それは建物を剛体としてつくるからで、柔体としてつくれば下での変形は中間で吸収されるので上での変形は大きくならない。 という構造理論が新しく誕生してから、瞬く間に町に高層ビルが林立するようになりました。 五重の塔が1300年もどんな地震にも耐えて残ったのは柔構造からだと言うのが柔構造の超高層ビルの出現の原点だった様です。 スカイツリーも五重の塔の木の心柱をヒントに鉄骨の心柱をつけているそうです。 西洋は石造、コンクリート造と剛構造です。 日本の木造は柔構造です。