今でも目にする間取りのパターンにこんなのがよく見受けられます。 玄関に入ると玄関ホールがあり廊下が延びていてそこに階段があり、 2階にあがるとそこにも廊下がありそこから各部屋に入れる。 こんな間取りはおかしいと思いませんか? 家に入り誰にも会わずに部屋に行けてしまうのがこういう間取りです。 子育て世代さんの家でこういう間取りは大いに問題があります。 誰にも会わずに部屋に行ける必要があるのは旅館です。 だからこんな間取りは旅館型間取りと言います。 住まいは家族がふれあう場です。 だから旅館型間取りでは住まいとしては不適格と言わざるを得ません。 リビング食堂、茶の間、座敷などは個人的に使うのではなく、家族みんなで使うのですから 家族スペースと呼びます。 家族スペースは、個人スペーから出てきた家族がそれぞれ集まるところであり、 お客さんの応対もこなすのですから、家族と社会の接点とも言えます。 玄関から家族スペースに入り、そこから個人スペースに行けるのが自然です。 旅館型間取りだと学校から帰ってきた子供さんが学校で怒られたりいじめにあった時などに 足音を忍ばせて自分の部屋に入ってしまう事が出来ます。 またお客さんが来られている時には、子供さんが「ただいま」とか「いらっしゃい」とか挨拶しなければなりません。 どちらの間取りが子供のしつけに良いかは言うまでもありません。 30年くらい前に凶悪な少年犯罪が立て続けに起きた事があります。 世田谷で浪人生が金属バットで両親を殴り殺した事件。 神戸の連続児童殺傷事件。 宮崎勤の猟奇的殺人事件。 その時に「こんな間取りが凶悪な少年犯罪を生む」と言うタイトルの本が出版されました。 3人ともすべて旅館型間取りで家族に顔会わせずに子供部屋に行ける間取りでした。 すべてが住まいの間取りが原因ではないでしょうが間取りは大切です。 からだに良い家100の知恵 吉田桂二著 参照
新築でメーカーのショウルームに行く場合はコロナ前は
代理店を通して予約をして貰いお客様に行って頂いてました。
しかし最近はコロナの影響でしょう。
ホームページからネット予約が可能になり、代理店でもショウルームの予約が困難になったそうです。
また密を避けるという事で昔みたいに沢山予約を取らない様です。
コロナ前はショウルームは事前予約なしで行けましたが
今は事前予約をしないと入場さえ出来ません。
説明をして貰うにはネット予約で日時を決めてからではないと、説明員がつきません。
この前は代理店に電話して貰い古市のクリナップさんに久しぶりに行きました。
説明員はつかなくて良いと言いましたら本当に当分説明員がつきません。
ショウルームの中には3組ほどのお客様がきてました。
駐車場もがらがらでした。
しばらく行っていない間に商品名が変わってました。
商品名が変わると言う案内は貰ってましたが
クリンレデイがステデイアに変わりました。
また引き出しもすべてステンレス仕様のクリナップさんの最高機種のSSがセントに変わりました。
浦島太郎になっていけませんんね~
最近家造りの主導権は主婦主導型です。 かかあ天下が殆どです。 亭主関白は私の経験では5人に1人くらいの割合です。 しかし考えて見れば可愛そうと「あなた書斎もいるんじゃない?」 思いやり言葉をかけます。 その気になり書斎をつくるとどうなるか? たいして必要な部屋でもないので、取っても北側の3帖となります。 誰がそんな所にこもって読書などするでしょうか? 出勤でもってでたカバンの置き場所になるくらいです。 冬のストーブや夏の扇風機の置き場所1年も経たないうちに納戸と化します。 最近ではIT時代北側の書斎にパソコンを持ち込んだらどうなるでしょうか? 寒いからリビングに持って行きたくなるのが人情というものです。 だったら最初から2階に書斎などつくらずに1階の10帖のリビングを3帖を増やして13帖のリビングを造り そのコーナを書斎にしたら良いのです。 パソコンも家族でつかえます。 間取りを考えるときに部屋取りパズルになりやすいのです。 部屋をたんなる四角として扱い、その四角の組み合わせで家にするパズルに熱中してしまいます。 間取りと言うのは生活の配置を考える事です。 からだによい家100の知恵 吉田桂二著 参照