法隆寺は1350年以上経ってます。
しかし悪くなった構造体を修理取り替えをしています。
飛鳥時代に中国から建築様式を学んだ訳ですが、
現在中国でいちばん古い木造の建物は佛宮寺という八角形のお寺出そうです。
その建物の直径は29メートルもあるのですが軒の出は3メートルもあります。
同じ形の法隆寺の夢殿は直径11メートルしかないのですが、軒の出は3メートルもあります。
中国から伝来してきた技術を鵜呑みにせず、雨が多くて、湿気の多い日本の気候風土に合わせて、
飛鳥時代の匠は軒の出の深い構造を考えた様です。
日本の気候風土を考えずに、北欧やアメリカの猿まねをやっている現在の洋風住宅ははずかしい限りです。
飛鳥の匠は、日本の気候風土や木の質を良く熟知していた。
平安時代に再興した法隆寺の建物の大講堂になると軒の出は浅くなっています。
そのため雨や風、湿気にさらされて修理のサイクルが短いそうです。
古代の建物を調べて見ると、古代ほど技術が優秀だそうです。
長年工務店をやっていると「良い土地を世話してくれたら御社で家を建てたいのですが?」 と言われた事は数え切れないほどあります。 しかし私も方々手を尽くして探しても、その方の理想の土地は見つかりません。 何故見つからないのでしょぅか? それは土地の予算とその方の理想とする土地の価格があまりにかけ離れているからです。 土地に予算をかけすぎると家の予算が極端に少なくなります。 土地を探しに疲れてしまい、本意ではないのに建て売り住宅で我慢しようと、注文住宅はあきらめて建て売り住宅にされる方も多いです。 しかし便利が良くて安い土地を見つける方法があります。 それは狭小地や変形の土地を買うのです。 土地代が安い分、家にお金がかけられます。 20坪余りの土地でも、4人家族で暮らせる十分な家を建てる事ができます。 何年探しても理想の土地は出てこず、家を建てるタイミングを逸する方も多いのです。 発想の転換をされた方が良いと思うのですが?
なまじの勉強より自分で考える 家を建てようと覚悟すると、誰もが大変な勉強家になります。 失敗したら一大事と思うからです。 確かに失敗する訳にはいきません。 ただつけ焼き刃だから知識としてわかったつもりでいても自分の内的なものにはなっていません。 一夜漬けの試験勉強が身につかないのと一緒です。 本当の意味での勉強にはなりません。 家づくりの勉強は本を買うかインターネットが多いとおもいますが 本に書いていたりインターネットに載っている物が全て正しいという保証はありません。 正しいかどうかはの判断はあくまで自分です。 ですからやっぱり自分で考える事が最も大切です。 家は家族のためのものだから、家族で考え合う必要があります。 にわか勉強の弊害は自分をなくしてしまうことが多いからです。 たとえば滅多に来ないのにお客さんが良く来るような想定をしてしまうのです。 1種の幻想です。 よそゆきの家に成ってしまいます。 書斎生活などもその一例です。 自分の日常生活にないものまで想定して家づくりに取り入れてしまうと、 日常の生活像からかけ離れた家になってしまいます。 考える事は、無駄なもの取り入れず自分のふだん着の生活であるべきです。 また大きなメーカーのモデルハウスに行かれる方も多いですが、 70坪近くある大きなモデルハウスを見学しても大きな住宅を建てない場合は 倍くらいある邸宅を見学しても参考にならない場合が多いのです。 体によい家100の知恵 吉田桂二著 参照