建築家の品格
知人のビルの祝賀会で設計事務所、建築会社、設備会社、三社とも呼ばれて感謝状を貰われました。
その時の設計事務所の所長のスピーチを聞いていてアレ?と思いました。
設計者と施主は共同して建物を生み出す、いわば作品は子供の様なものだと言う様な趣旨の内容でした。
その中には実際に施工した建設会社や設備会社へのねぎらいの言葉は一切ありませんでした。
あるのは施主との出会いや打ちあわせの過程、H銀行が店子で入るので銀行へのおべんちゃら昔私は世界を股にかけて活躍している安藤忠雄さんの講演を聴いたことがあります。
その時安藤先生は「僕たち建築家は勘違いしている人が多い。よくこの建築物は私が造りましたと話をします。
それは違います、建てたのは建築会社だ、いや現場管理をしてくれた現場所長をはじめとした現場監督の皆さんです。
いやもっと正確な表現をすればその建築に携わった一人ひとりの職人さんの努力の結晶だ。
我々建築家は図面で表現をするが、実際に施工する一人ひとりのの職人さんの腕が伴わなくては決して良い作品など出来ない」と私はその話に感動しました。
世界的な著名な建築家がなんと謙虚なんだろうと・・・・独学で建築を学び世界的にも有名な建築家になられた安東忠雄さんだからこその言葉なのでしょうが・・・・現場へのねぎらいの言葉一つかけない建築事務所の所長の言葉にがっかりしました。
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