子供部屋は可変性が一番
住宅の長寿命化がやっと日本でも言われてきました。 私の尊敬する吉田桂二先生は30年も前から言われていました。 昭和40年代にプレハブメーカーが住宅を生産する様になって 日本の家の寿命は一気に短命になりました。 さて今日のテーマの子供部屋の可変性です。 長寿命な家づくりはハード面で丈夫だから長持てすると 言う事でもありません。 勿論それも大切な要素ですが・・・ 家の間取りに可変性がないと家族構成の変化や 生活様式の変化に対応出来ません。 部屋の中でも特に子供部屋には一番可変性が求められます。 何故か? 子供は小さい頃は親と一緒に寝ます。 大きくなったら別々に寝る様になりますが、 かなり高学年になるまでは子供部屋は仕切らずに 兄弟姉妹で共同で使わせた方が仲良くなれます。 どうせ別々の子供部屋になるのだからと固定壁で仕切る方法は最悪です。 最初から間仕切りの建具をつけるか敷居や鴨居だけ取りつけておいて 後で建具を作って別々の子供部屋にする方法が良い方法ですが・・・・ もっと良い方法があります。 それはキャスター付きのいつでも移動可能なクローゼットを設置する方法です。 移動式ですから一日単位いや時間単位でも間仕切りが移動できます。 友だちが泊まりに来たときなどは便利です。 また子供さんはいずれは家から出て行きます。 その時に移動式クローゼットで間仕切りしているとその時点で ふたつの部屋もひとつの広い部屋に替えられます。 子供部屋こそ可変性が一番求められる理由です。
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