現在翠町で建築中のK様邸は「夏涼しく冬温かい」 通気断熱WB工法の家です。 長野県のウッドビルドの寺島会長が開発されて特許を取られた工法です。 現在全国で700社余りの会員企業がいます。 全国で年間に1000棟近くの家がWB工法で建てられています。 アメリカで開発された形状記憶合金と昔ながらの在来工法の 土壁の家の原理をうまく組み合わせて考えれました。 寺島会長さんはもともと大工の棟梁さんですが 学者顔負けの理論と実験を繰り返されて開発されました。 さて今日はタイトルの「猫は何故箪笥の上にいるのか?」のお話ですが・・・ 我が家には茶虎のオデブリン猫のヤマトと わがままおばさんのフジ猫のスミレがいます。 柴犬の私の生きがい?のリキも勿論いますが・・・(笑い) 猫は冬には箪笥や水屋の上で寝ています。 皆さん何故だかおわかりになりますか? 冬は暖かい空気が上に上がるので箪笥や水屋の場所が 床面よりもずいぶん暖かいからです。 暖房の設定温度を20度にすると床では16度~17度しかなりませんが、 天井面では28度~31度にもなります。 床面と天井面ではなんと10度~13度も温度差がありました。 これは寺島会長がWB工法を開発された時に実験ではかられた数値です。 なるほど猫は寒くなると箪笥や水屋の上で眠る筈ですね。 これをヒントに寺島会長はヨドマーズなるものを開発されました。 これは主な部屋の天井に設置される空気の対流扇です。 これにより天井面と床面の温度差を2度~3度くらいに保ちます。 夏や冬での天井面と床面の温度差を少なくすることで 設定温度を通常より冬は低く夏は高くしても 室内が快適な温度に保てます。 それが省エネにつながります。