私は大学の建築科を卒業させてもらって7年間、関西方面で現場監督の修行をしていました。
今日はその頃の思い出話を書こうと思います。
建築の現場では現場監督は一番権限があります。
まだ新入社員で新米監督でも職人さんは現場の納まりなどを新米の私にもどんどん聞いてきます。
「監督さんここはどう納めたらいいんですか?」
新米で仕事の納まりが全く分からない私ははたと困ります。
しかしわかりませんとは口が裂けても言えません。
私は大学の建築科を卒業させてもらって7年間、関西方面で現場監督の修行をしていました。
今日はその頃の思い出話を書こうと思います。
建築の現場では現場監督は一番権限があります。
まだ新入社員で新米監督でも職人さんは現場の納まりなどを新米の私にもどんどん聞いてきます。
「監督さんここはどう納めたらいいんですか?」
新米で仕事の納まりが全く分からない私ははたと困ります。
しかしわかりませんとは口が裂けても言えません。
私はいつも「ちょっと待ってて事務所で図面見てくるから」とその場を
逃げ出します。
当時私についたあだ名は「ちょっと待っての佐々木さん」あまり有り難くないあだ名ですね。
当時私の上司だった東京支店から来たOさんがそれを見かねて私に良い方法を伝授してくれました。
「佐々木君、仕事の納まりはなかなか経験を積まないとわからん。僕が新米の時も職人さんに納まり聞かれて困ったよ。それで僕は良い方法を編み出した」
親切なO先輩は私に教えてくれました。
その方法は・・・・・
職人さんはベテラン、仕事の納め方は知っているのです。
だからこのように逆質問すれば良いのだと
「う~ん所であなたはどのように納めたら良いと思ってるの?」
職人さんの納め方をまず聞いてそれで良いと判断すれば
「おれもそのやり方で良いと思うからその方法で行こう」
それよりも良い方法があれば少し変えたアドバイスをする。
ずるいやり方ですが、先輩からこの方法を伝授されてから
「ちょっと待っての佐々木さん」という有り難くないあだ名は消えてなくなりました。
今日は大阪での現場監督修行時代の頃のお話でした。
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