第四の鉄則 「モデルハウスは見せる為の住宅」 家を建てる人の9 0 % は住宅展示場へ行き、何ケ所も のモデルハスをはしごします。 やはり一生に一度あるかないかの大きな買い物ですから、 実物を見るのが一番という訳です。いろいろなメーカーのモ デルハウスを見ればみるほど夢は膨らみ迷いも出ます。各 メーカーは如何に自分の所の家は良いかというメリットばか り強調して、デメリットの話はしません。他メーカーの悪口、 はたまた工務店の事も悪く言います。 ・ 小さい所はいつつぶれるかわからない ・ センスがない ・ 欠陥住宅になる ・ 品質管理が悪い ・ 工事価格が高い ・ 工期が長くかかる まあ多分こんなことを言っているでしょう。
モデルハウスを見てみなさん不思議に思われません
か?
玄関は必ず中央にどんと構えてあり、どでかいホール、大
きな吹抜け、とてつもなく広いL D K 、ほとんど同じ間取り
です。
建坪は、7 0 ~ 8 0 坪、価格を聞くと、「坪5 0 万円です。」
と言いますが、それは、あくまで本体価格で、モデルハウ
スは坪8 0 万円以上かけています。ですから、お客様はモデ
ルハウスを見て「こんな立派な家が坪5 0 万円で出来る
の! 」と思わないで下さい。思わないで下さいと言っても現
実にそこにいる営業マンは、確かに「坪5 0 万円です」という
のですから、こんなのは、エステのキャッチセールスと
同じ類いの悪質な商法だと思うのですが、これって罪に
ならないのでしょうか?
インテリアはもちろん、建具、内装材、システムキッチン、
システムバス等、モデルハウス仕様はほとんどオプションと
いうことなのです。
ハウスメーカーはたいてい、数種類の仕様を持っています。
俗な言葉で言えば、上、中、下でしょうか。表に貼り出して
いる坪○ ○ 万円は、下で仕上げることですが、そのモデルは
展示場にはありません。何故かと言えば見栄えが悪くて、お
客様が集まらないからです。最高級の仕上げで化粧をし
まくってお客様の夢をかきたてるのです。 何回か打ち合わせを重ねて、人間関係を作ったところで徐々 に現実とのギャプを埋めていくという、やり方です。 大きさも、仕様も現実に建てる住宅とは全く違うというギャップ… モデルハウスは、見せるために作ってあるだけなの で、実際の家づくりには、ほとんど参考になりません。 余るだけの予算があれば別ですが、 現実的な話、その住宅会社が作っている家の、 構造見学会、完成見学会、10年経った住宅を見せても らった方が、余程勉強になります。自分の予定している くらいの建坪の家、また、同じ家族構成の家などを見せても らうのです。
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