私の親父は平成16年に91歳で永眠しました。
私は血液型での性格占いは当たっているといつも思うのですが
こと私の親父にはまったく当てはまりませんでした。
親父の血液型はA型でしたがA型のかけらも無いような性格でした。
物事を気にしない、人からどう思われようが一向に気に留めない。
まさにわが道を行くタイプでした。
今でも思い出す度に「なんという性格なのだろうか?」と思う
エピソードがあります。
私の母方の従兄弟の仲人を親父はしました。
仲人の挨拶の中で親父は嫁さんの名前を話の中で3回とも違う名前を
言ったそうです。
新婚旅行から帰ってお土産を私の家に持って来たのですが
何故か来たのは私の従兄弟だけでした。
「叔父さん披露宴でわしの嫁さんの名前3回とも
間違えて言ったもんだから向こうの親から散々文句言われたよ。」
親父は涼しい顔して「洋一名前なんか単なる名称だから
似た様な名前言ったんだからええじゃろう」
理屈にもならない事を言いました。
「なにいよるん叔父さん1回でも似た様な名前ならまだましじゃが、
3回とも、ぜんぜん違う名前じゃったよ」
従兄弟は言いました。
親父は悪びれたそぶりも無く「それりゃあ悪かったのう~」
私はわが親父ながら思いましたよ。
「どんな性格してるんだろう」
しかしそれでいて面倒見がよくて人情家で親戚中から愛されて
頼りにされた親父でした。
典型的なA型タイプのわたしは、事あるごとに思います。
親父の様な性格なら楽なのになあ~と・・・・