毎日雨が続きますね。
また湿度も高くじめじめ不快な日が続きます。
大人ひとりが1日にはき出す水分は約2.2リットルと言われます。
子育て世代で家族4人で子供さんが半分と計算しても、1日6.6リットルの水分が部屋にはき出されていることになります。
最近は除湿器やら除湿機能のついたクーラーも販売されています。
しかし人工的な物に頼らず電気代を使わずに湿度を下げる方法があります。
それは構造材にAD材を使う事。
構造材にもKD材とAD材と2種類あります。
AD材は自然乾燥材です。
KD材人工乾燥材は機械高温乾燥の為に木の組織を破壊してしまい、
気孔部分がつぶれてしまい調湿効果が期待できません。
集成材は薄い木材を接着剤で圧密をかけて製造されています。
調湿効果は殆ど期待出来ません。
また床材にも無垢材を使い壁や天井にもビニールクロスや新建材は使わず、
和紙や漆喰や珪藻土やシラス壁など自然素材を使用すれば建物自体の調湿効果で電気代ゼロで湿度調整が出来ます。
そうすれば空気が綺麗になり空気感が違う家となります。
家を建てるときにできる限り自然素材を使う事は、地球環境を考えても住む人にとっても安全な事です。
病気が治る家はありませんが、病気にならない家はあります。
新建材に問題があるのは、地球上にない物質がつかわれているからです。
環境に与える影響や住む人の健康にどのように左右するのか、時間が経過しないとわからないのが問題です。
アスベストの被害も何十年もして出てきました。
いちばん安全なのは昔からつかわれてきた材料を出来る限り使う事です。
床材は複合フローリングより無垢材、壁もビニールクロスよりも和紙クロス、漆喰、珪藻土、シラス壁。天井もビニールクロスよりも和紙クロスや板材などです。
壁ののりなども昔ながらのふのりがよいのですが、付着力に問題があります。
また壁の下地材も昔ながらの竹小舞に土壁が良いのですが、地域により出来なくなっています。
出来るだけ自然素材を使いましょう。
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住宅設備機器の寿命は短いです。
日本では住宅機器メーカーは部品を10年以上は作りません。
10年以上経てば新品に替えて欲しいと思っています。
次から次えと手を替え品をかえて新商品を生産して行きます。
何年にいちどは同じシリーズでもモデルチェンジをします。
そのたびに定価ををあげていきます。
家を建てようと勉強を始めるとメーカーのカタログ集め
ショウルーム巡りです。
良い物を見れば物欲がわいてきます。
機能もこれもあれも欲しいとなります。
長寿命な家の造りを置き去りにして、グレードの良い住宅設備をいれるために、家の造りを落とすと言う、本末転倒の方がおられます。
設備機器は家に搭載するものです。
設備機器は後で付設出来るものです。
家造りの優先順位を間違わないようにしましょう。
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