■家具 家具が倒れると、避難経路を絶たれて脱出できない恐れがあります。 家具を固定するだけでなく、万が一倒れた時の被害を防ぐため、 ・寝ているところに倒れない ・ドアを塞がない など、家具の向きや配置に注意しましょう。 なお、家具の中で最も危険なのは食器棚です。 ・扉に飛び出し防止ストッパーを付ける ・ガラスの扉に飛散防止フィルムを貼る ・食器が滑り落ちるのを防ぐため、食器の下に滑り止めシートを敷く などの対策で、破片によるケガを防ぎましょう。 ■家電 テレビや電子レンジなどの移動しない家電は、粘着マットなどで台に固定しましょう。 炊飯器などの固定したくない家電には、滑り止めシートを敷きましょう。 なお、大型テレビは、粘着マットだけでなく、転倒防止ベルトなどで壁にも固定した方が安心です。 ただし、壁の材質によってはテレビの重さに耐えられない場合があるので注意しましょう。 冷蔵庫と天井との距離が短いなら突っ張り棒が有効ですが、突っ張り棒で対応できない場合は、冷蔵庫ストッパー・L字金具・粘着マットなどを検討しましょう。 冷蔵庫の扉にドアストッパーを設置すると、地震対策だけでなく、子どものいたずら防止にも役立ちます。 ■屋外 強風が続くと、植木鉢やプランターが転倒する恐れがあります。 そのため、風の影響を受けやすい場所に置く場合は、 ・持ち運びできる程度の重さに調整しておく ・キャスターや台車など、重くても運べる手段を確保しておく など、スムーズに移動できるように準備しましょう。 移動できないものは、その場に倒せば大丈夫です。
■家づくりを決めてから建築請負契約前まで
気に入った土地を見つけた時、契約まで他者に物件を売却されないよう、申込金や予約金などの名目で現金を支払います。
契約すると、手付金・仲介手数料・登記費用・司法書士報酬なども発生します。
土地購入費は住宅ローンで返済できますが、手付金は現金で対応します。
設計事務所などのように、建物の設計を有料とする場合は設計料も必要です。
なお、住宅ローンの申し込みは一般的に無料ですが、業者に代行を依頼する場合、代行手数料を請求されることがあります。
必要性について賛否両論ある費用なので、慎重に判断しましょう。
■建築請負契約から着工時まで
地鎮祭、建築確認、地盤調査に関する費用の他、着手金として建築費用の一部を支払います。
着手金は、住宅ローンのつなぎ融資で対応できます。
■着工後から引渡し時まで
上棟式に関する費用の他、中間金として建築費用の一部を支払います。
中間金も、つなぎ融資で対応できます。
工事費や設計費の残金、追加工事費、建物の登記関連費用などは、引き渡し時に清算します。
つなぎ融資を利用した場合、引き渡し時に利息を清算した後、住宅ローンを正式に申し込みます。
その際、事務手数料や保証料などが発生します。
火災保険料の支払いは、現金でも住宅ローンでも対応可能です。
住宅ローンの金利タイプは、『変動金利』と『固定金利』の2種類です。 そして、固定金利には『全期間固定型』と『一定期間固定型』があります。 このほかに『店頭金利』『優遇金利』『適用金利』という金利を聞いたことはありませんか? 耳慣れないかもしれませんが、今日はこの3つの金利についてお話しします。 ■店頭金利 『店頭金利』とは、それぞれの金融機関が独自に設定した金利のことです。 優遇金利は、店頭金利を基準に設定されます。 そのため、店頭金利を『基準金利』と呼ぶこともあります。 ■優遇金利 『優遇金利』とは、一定の条件を満たす場合に限り、店頭金利から割り引いた優遇される金利のことです。 優遇金利には、契約後の一定期間だけ優遇する『当初優遇』と、完済まで優遇する『通期優遇』があります。 優遇するための条件として、 ・年収や勤務年数や勤務形態が基準を満たしていること ・住宅ローンの引き落とし口座を給与振込口座に設定すること ・ネットバンキングの利用契約をすること ・公共料金の引き落とし口座にすること ・キャッシング機能付きのカードを作ること など、それぞれの金融機関が独自の条件を設定しています。 そのほか、期間限定や人数限定などのキャンペーンを行う場合もあります。 ■適用金利 『適用金利』とは、店頭金利から優遇金利を差し引いたものです。 優遇金利の場合、適用期間中の金利は一定です。 しかし店頭金利は、全期間固定型を除いて金利が変動します。 そのため、適用金利も変動する可能性があります。 ##氏名##さん、金融機関の広告を見ると、適用金利だけが大きく表示されていることがありますよね。 それは、優遇金利を最大限に利用したときの最も低い金利なので、審査次第では##氏名##さんに適用されない可能性もあります。 思わぬトラブルを防ぐため、 ・その金利が適用される年数 ・優遇金利の対象とならない場合の金利 ・融資実行時の金利 などは、しっかり確認するようにしましょう。