家を建てる場合、誰もがまず考えるのは間取りです。 欲しい部屋を書き並べ、それぞれの広さを考えます。 さてこれで方眼紙に向い、間取りが始まります。 家の広さは必ずしも必要条件で決まる物でもありません。 敷地の広さ、予算の額で決まるのが常です。 だから必要な部屋を列記して間取りを始めると、枠から大きくはみ出してしまいます。 その時に殆どの人はどうするでしょうか? 35坪の予定が40坪の家に成ったばあい。 リビングで2帖・座敷で2帖・寝室で2帖・子供部屋で2帖という風に、一つ一つの部屋を切り詰めていきます。 これがそもそも間違いの元です。 最初に列記した部屋は本当に要るものかどうか原点に戻るのが正しい方法です。 5坪減らすために、まんべんなく部屋を切りつめると、どの部屋も小さくなり、狭さに息苦しい家になってしまいます。 ひとつひとつの部屋が狭いと部屋が沢山あって広い家でも住んで広く感じられません。 複数の部屋に同時にいることは出来ません。 5坪減らすには、お客さんがたびたび来るわけでもないなら思いきり、座敷を無くしてしまえば良いのです。 広いリビングダイニングで応対すれば良いのです。 この頃は家族数が少なくなっています。 それにもかかわらず部屋数が多い過ぎる場合が多いのです。 普段使わない部屋作らない。 そうすれば部屋数が少なくなり、広く住める広がり空間の家になります。 吉田桂二著 体に良い家100の智恵参照