■家具 家具が倒れると、避難経路を絶たれて脱出できない恐れがあります。 家具を固定するだけでなく、万が一倒れた時の被害を防ぐため、 ・寝ているところに倒れない ・ドアを塞がない など、家具の向きや配置に注意しましょう。 なお、家具の中で最も危険なのは食器棚です。 ・扉に飛び出し防止ストッパーを付ける ・ガラスの扉に飛散防止フィルムを貼る ・食器が滑り落ちるのを防ぐため、食器の下に滑り止めシートを敷く などの対策で、破片によるケガを防ぎましょう。 ■家電 テレビや電子レンジなどの移動しない家電は、粘着マットなどで台に固定しましょう。 炊飯器などの固定したくない家電には、滑り止めシートを敷きましょう。 なお、大型テレビは、粘着マットだけでなく、転倒防止ベルトなどで壁にも固定した方が安心です。 ただし、壁の材質によってはテレビの重さに耐えられない場合があるので注意しましょう。 冷蔵庫と天井との距離が短いなら突っ張り棒が有効ですが、突っ張り棒で対応できない場合は、冷蔵庫ストッパー・L字金具・粘着マットなどを検討しましょう。 冷蔵庫の扉にドアストッパーを設置すると、地震対策だけでなく、子どものいたずら防止にも役立ちます。 ■屋外 強風が続くと、植木鉢やプランターが転倒する恐れがあります。 そのため、風の影響を受けやすい場所に置く場合は、 ・持ち運びできる程度の重さに調整しておく ・キャスターや台車など、重くても運べる手段を確保しておく など、スムーズに移動できるように準備しましょう。 移動できないものは、その場に倒せば大丈夫です。