それでは、木材の使い方のポイントをいくつか上げてみますと、
・柱の寸法は、12㎝以上の柱を使う
梁間の大きい所は、出来れば15㎝以上、21㎝以上の大黒柱も要所に使う、
材料は桧材か杉材
・土台及び水がかり部分は、桧材かヒバ材の赤身の芯材を使う
・梁・桁・小屋丸太の断面は、普通よりワンサイズ大きくする
・木材はなるべく密閉して使用しない(空気に触れさせる)
・床のムク材は、最低でも厚さ15㎜以上、できれば30㎜くらいのものを使う
要するに昔の民家になるだけ近い木材の使い方をすると、家の寿命は長くなります。
国産材の桧や杉も戦後植林した物がやっと、思ったより安く手に入る様になっています。
システムキッチン・洗面ドレッサーなどの住宅設備機器のグレードを下げてでも、
建物の構造躯体にこそ予算をたくさん使うべきです。
いくら最新の住宅設備の高級なものを付けても、次から次へと新しいものが年変わりに出てきます。
いずれ古くなり、取り替える時が、必ずやってきます。
住宅設備の交換は、比較的簡単にできますが、構造躯体の交換は後からでは殆ど不可能です。
内装の壁材・天井材などの仕上げ材もなるべく自然素材を使うようにしましょう。
住む人に優しいだけでなく、たとえばケイソウ土などでは、ビニールクロスなどと比べて3~4倍長持ちします。
メンテナンスを考えれば最初は高くても長い目でみれば安くつきます。
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