リビングは家の中心に置く
リビングは家族がくつろぎ、コミュニケーションをとり、ときには来客をもてなすなどさまざまな使い方をする場所です。
住まいのなかでは、最も居心地のよい場所でありたいものです。
そこで、リビングは家の中心におき、そこから各部屋につながる間取りとするのがおすすめです(左上図)。
各部屋はリビングとつながり、外出先から帰ったときも、朝起きたときもリビングを通るようにすることで、つねに家族の気配が感じられます。
リビング階段にすれば、2階ともつながります。
注意したいのは、リビングが「通路化」してしまい、落ち着けない場所になってしまうことです。
ソファを壁や隅によせてくつろげる場所や雰囲気をつくったり、人がくつろぐ場を横切らないような動線にしたり、いろいろと工夫が必要です。
窓の位置も考える
日当たりがよい部屋にいうるだけで、気持ちが浮き立つものです。
家族が一番長い時間を過ごすリビングは、日当たりと風通しが必須条件です。
窓の位置もよく検討しましょう。
あわせて、窓からの眺望にも配慮したいところです。
敷地が立地に恵まれ、自前の庭でも借景でも、潤いのある景色が得られるのなら、部屋の向きや窓の位置を工夫して、居ながらにして楽しめる空間づくりをしたいものです。
眺めるべきものがとくにない場合も、リビングからの視線の先にくるものに配慮し、窓の位置を決めましょう。
広い空間にする工夫
リビングで団らんといっても、つねに家族がそろって談笑するわけではなく、テレビを見たり、新聞を読んだり、パソコンを使ったり、宿題をしたり・・・・・・。各自が思う思いのことをして、空間を共有するのが自然なかたちです。
そのためには、ほどよい距離=広さが必要です。
とはいえ、現実問題として面積を広くとることは難しいものです。
そういう場合は、吹き抜けを設けたり、左下図のように屋根勾配を利用して高天井にしたりするなどして、空間に広がりをもたせるようにします。
意外と難しいのがテレビの配置です。
大型化しているので、間取りを考える際に最初から検討しておきましょう。
家づくりの基本125参照
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