法律が改正になった
盆には先祖の魂が帰って来ると言います。 昨日テレビで若いタレントが、霊を感じる能力が強くて 死んだおじいさんの姿が見れると言ってました。 私の父は平成16年10月9日に91歳で、永眠しました。 現役バリバリの頃は、結構アクが強かったように、 思いましたが、引退してからは好好爺となり 何をしてあげても「ありがとう、ありがとう」と 感謝の言葉を言ってました。 晩年能美島に、終の棲家を建て、広島と能美を気ままに 行ったり来たりしていましたが、いつもフェリー代が勿体無くて 音戸大橋を渡り、それも呉の有料道も使わず、一般道を通っていました。 能美島からの帰り居眠り運転をしていて、反対車線にはみ出て 交通事故を起こしました。 前々からもう高齢だから、親戚からも危ないから運転させないほうが 良いといわれていたのですが・・・ 非常に元気で行動的な、親父から車を取り上げるのは 不憫でそのままにしていたのですが・・・・・ これはもう限界だ思い鍵を隠しました。 免許書の書き換えが来たのですが、それも本人には伝えませんでした。 ある日父が「徹やっぱり車がないと不便だから、軽でも買おうと思うんじゃが・・」と切り出しました。 私は「もう車には乗れんよもう免許書期限切れで無いよ」 と言いますと「ほうか~」とさえなさそうに答えました。 それからしばらくして親父が「徹何でも最近法律が改正に なって年寄りは免許が無くても車に乗れるようになったらしいで~」 と言います。 私が「そんな馬鹿な事あるわけ無いじゃないどこでそんな話し 聞いたん」と言いますと 「テレビでも言ってたし、新聞にも載っていた。お前知らんのんか」と譲りません。 行動派の親父は、車に乗りたくて乗りたくてたまらなかったんでしょう。 晩年よく親父を能美島から広島に車で、連れて帰ったりしていたから このたび能美の行き帰りに、そんなことも思い出しました。
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