ビギナーズラック
私は大学時代千葉の大久保の安アパートに住んでました。 前にも登場した小学校時代の親友M君は一浪してH大学に通っていて 場外馬券場のある東京の錦糸町に下宿していました。 私はちょくちょく彼の所へ遊びに行ってました。 日大の4年生のある日友達が「広島(広島弁が抜けず仲間からそう呼ばれてました) 錦糸町に友達がいたなあ~今度の日曜日に場外馬券売り場で馬券を買ってきてくれ」 と頼まれました。 私は競馬新聞を駅で買い、M君の下宿先に行きました。 「おいM、友達から馬券買って来るよう頼まれたんじゃが、わしらも買わんか? 当たったら儲かるらしいでえ~」 M君いわく「そんなに上手くいくかあ~」余り乗り気ではない彼を何とか説得して 競馬専門誌の予想通りなけなしのお金、はたいて4点買い。 それぞれが2千円ずつ出し合って・・・・ 彼の下宿さきに帰り私は又競馬新聞みて「おいMわしゃどうもここに書いてある 中穴の2点が入る様な予感がしてきた、あと2千円無いか?」 「アホカもうお金一銭もあるか」 「下宿先のおばさんに借りて来いや」 「お前もう4千円もこうとるのにはずれたら、パア~なのに」 「もしこれを買わずに外れたらお前のせいぞ」 お互い貧乏学生の私たち醜く言い合いしたのですが、結局おばさんに借り あと2点買いました。 今でもはっきり思いだします。 菊花賞と言うクラッシックレース、ニホンピロムーテとベルワイドが来て 1-2で11200円配当がありました。 わたしがM君に頼み下宿のおばさんに借りてもらい、後で買い増ししたのが当たりました。 それからと言うもの日曜たんびの錦糸町通い、二人とも競馬にはまり、親からの 仕送りを使う破目に・・・ いつものように私がMの所に行くと「お前のせいでわしは競馬にはまり、身の破滅じゃ、もう一切競馬やめたからもう競馬の話しはやめてくれ」 と言います。 ところが万年床の彼の布団から新聞が少し顔をのぞかせてます。 私は鋭くそれを見つけ新聞を引っ張り出すと、 色鉛筆で所狭しと予想に印を付けています。 「M何が競馬やめたんならこれなんじゃあ~」 彼いわく「ばれたか佐々木、なかなかやめられんのお~しかし本当にもうやめようや~」 懲りない私は千葉県にある中山競馬場に直接行き200円馬券でちまちまやり 当分競馬場通いをしたので有りました。 彼は彼で錦糸町で場外馬券通い、似たもの同士のお粗末なお話でした。 私の競馬暦は大阪での建設会社の修行時代も続くのですが、 そのお話しは又の機会に書きます。
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