台所の流しや調理台の上には吊り戸棚をつけるのが普通ですが、果たしてどのくらいの頻度で物を出し入れしているでしょうか? 最近ではダウンスローが出来る便利な物も出来てますが。 脚立にのらなければ出し入れ出来ない吊り戸棚は使わなくなります。 台所が狭苦しくうっとおしいのは頭から上の空間に戸棚が沢山ついているからです。 ですが台所には物が沢山あります。 たまにしか使わない食器、什器、ナベ類があります。 中元、お歳暮シーズンにはいろいろな食品が大きなケースに入ってやってきます。 泥のついた野菜もやってきます。 台所は居室だから物置にはしない方が無難です。 そこで便利なのが食品庫です。 食品庫は1坪あれば十分です。 棚はダボレール付にすれば高さ調整が自在にできます。 私の所では床・壁・天井は杉の節物の無垢材を張ります。 食品庫を作ったならそこに勝手口をつけるのをお勧めします。 台所が寒いのは台所に勝手口をつけるからです。 開け閉めの時に台所に冷気が入ってきます。 勝手口にはサンダルが脱ぎ捨ててあったりします。 それが見えなくなるのもメリットになります。 食品庫の半分は土間、後の半分は床にすべきでしょう。 また買い物から帰ると食品庫の勝手口から出入りすればとても便利です。 冷蔵庫に置かない食材などがおけます。 食品庫と台所には片引き戸をつけるのも忘れないで下さい。 からだに良い100の家 吉田桂二著 参照