家づくりに成功する人失敗する人
前にも同じような事を書いたような気がしますが・・・
還暦にもなると記憶も定かではありません。(笑い)
今ではインターネットをはじめ本も、新刊本が次々発売されます。
住宅に関する本も書店には所せましと置かれています。
断熱に関する本、欠陥住宅、シロアリ被害、耐震性、高気密住宅ETC・・・
素人の方でも住宅に関する知識?をいくらでも身につける事が出来ます。
工法に関する本も沢山発刊されています。
工法などはその本を読むと他の工法を批判しているものもあり
日本で住宅を建てるにはその工法が一番良いのだと言う様に
たいてい書かれています。
また大体においてその様な類の書籍は全国一律的にその工法が
適するようなことが書かれています。
と言うか?
書籍は全国に発売されているのでそれがあたかも
自分の地域の家づくりにも共通するものだと錯覚されるのです。
しかし日本は北から南大変長い島国です。
北の北海道と南の九州沖縄では気候条件がまったく違います。
家づくりで大切なのはその地域の気候風土に合った
家造りをするのが一番肝心なのです。
先日も完成体験会に来られたお客さんで、断熱材、シロアリ駆除、
WB工法等色んな書籍を読まれている様で
矢継ぎ早に質問されました。
色んな知識?で頭の中が混乱されているようでした。
この様な人に共通しているのはハード的に
100点満点の家を建てようとすることです。
どんな工法でもまた材料・住宅設備にしてもメリットだけのものは
ありません。
メリットもあれば必ずデメリットもあります。
良いところどりの家を求めようとするのは出来ないのです。
それよりも家づくりで一番大切なのは、
「家づくりの目的を明確にされる事です」と言っても
建物のハードばかり気にされる方は、理解出来ません。
肝心な事が抜けてしまいます。
建物づくりに焦点を合わせるあまり
「良い建物が必ずしも良い住宅とは言えない」
という事が理解できないのです。
家づくりの目的は「その新しい住まいでで楽しく幸せに暮らせること」
だと思うのですが・・・・
ハード面に焦点を合わせると、家を造ることが自体が目的になってしまいます。
またあまり書籍やホームページの情報に頼りすぎると
地域の気候風土とはかけ離れた住まいづくりになってしまいます。
専門家でもない人がにわかで書物やインターネットで知識を詰め込む事は
帰って何を信じたらいいのか分からなくなってしまい、
疑心暗鬼に陥るケースが多いのです。
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