投稿日:2019年10月19日
悲しい恋の物語?
私は大学は千葉県に行きました
東京から来ている奴も多くて、他の学生は大半が東京弁
これが私には馴染めず4年間広島弁で通しました。
だからクラスで付いたあだ名は「広島」です
佐々木とは言われずに4年間「広島」と呼ばれました
悲しい思い出はその大学時代の話です
たしか大学2年生の時でした
気の合う7人のグループが出来ました
東京の練馬に住んでる友人の中学生の時の女友達とその仲間二人
女の子と今で言う合コンをしました
男は4人位集まりました
その中の一人の女の子に、私はなんと恋をしました
目鼻たちのはっきりしたモダンガールでした
とても広島から出てきた田舎男にゲット出来るような
女性では有りませんでした
電話番号を初めての時、聞いていたのか?
後で友達に頼んで聞いたのか忘れましが
ともかく女の子の家に電話しました
「もしもし佐々木ですが話があるので会ってもらえませんか?」
女の子はいとも簡単に?「ああ良いですよ」
待ち合わせ場所は田舎っぺでもわかる新宿御苑?
待てど暮らせど彼女は待ち合わせ場所に来ません
30分くらい待って不安な気持ちで彼女の家に電話しました
お母さんが出られて「今日友達を見送りにに行ったのですが
飛行機の時間が遅れて、申し訳ないですが一時間ばかり遅れるようです」
う~んすっぽかされたのではなかった
彼女が遅れてやって来ました
新宿御苑を二人でそぞろ歩き
風邪気味の私、話しながら鼻がズルズルして来ました
鼻をかもうにもチリ紙はない
話しながら多分鼻ちょうちんになったのでしょう
彼女見かねて「佐々木君これ使って」
チッシュペーパ貰い、鼻かみました
ズルズルと音をたてながら
それから新宿の喫茶店に二人して行き、私は告白しました
「もし良ければ彼女になってください」
結果は勿論
「佐々木君は非常に素朴で良い人です。私初めて会った時から
好感もてた人なのです。でも私婚約者がいるんです」
フィアンセがいるのにデートに誘われてノコノコ出てくんなと
心の中では呟きながらも
顔を引きつらせ「友子さん幸せになって下さい」
と言って別れました
これを書いてるうちに40年前の記憶が蘇り
彼女の名前まで思い出しましたよ
なんてことだサンタマリアです
これが私の悲しい恋の結末でした
何の事はない
一方的な片思いのお話でした