近居のトラブルを防ぐには 広島の工務店 生活ワンポイント
投稿日:2022年04月20日
あなたは、『近居』に興味がありますか?
近居とは、親世帯と子世帯が近い場所に住むことです。
「二世帯同居のように距離感ゼロだとつらいけど、困った時に助け合える、程よい距離感で暮らしたい」
という方に人気です。
ちなみに、
『近い場所』の距離感は、
・歩いて行き来できる程度
・直線距離で500mほど
・同一校区内
・車で30分以内
といった感じで人それぞれです。
あなたなら、どれくらいの距離を程よいと感じますか?
なお、近居を推奨する自治体は、そのための新築やリフォームなどに対して補助金を支給しています。
支給条件や金額は自治体によって異なるので、ホームページなどで確認してください。
ところで、近居にもデメリットはあります。
私が思う最も大きなデメリットは『過干渉』です。
「お互いのプライバシーを尊重するため、ある程度の距離は置きたい」
という人にとって、過干渉は大きなストレスになります。
例えば、ご主人の親世帯と近居する奥様の中には、子育てや家事、近所付き合いや親せき付き合いまで干渉されて、苦労している方も少なくないといいます。
反対に、
「子育ては手伝ってほしいけど介護はしたくない」
という子世帯に、都合良く利用されることにストレスを感じる親世帯もあるとか。
…程よい距離感って難しいですね。
そんなトラブルを防ぎ、良い関係の近居を楽しむためには、
・賃貸住宅で、一定期間の「お試し近居」をしてみる
・近居したい理由、近居しなければならない理由を明確にする
・してほしいこと、してほしくないことを事前に伝え合う
・介護について、夫婦間や兄弟間で事前に話し合う
といった準備も必要ではないでしょうか。
新居が完成すると、簡単に引っ越すことはできません。
育った時代や環境が違うので、お互いの考え方や価値観のズレに苦労するかもしれません。
しかし、だからこそ学びや発見を楽しめる機会もあるはずです。
もし、あなたが近居のために新築するのなら、
・訪問する際は、必ず事前に電話する
・早朝や夜など、訪問してほしくない時間を伝え合う
・万一に備えてお互いに合鍵を渡すが、留守中に許可無く立ち入らない
などのルールを作っておいた方が良いかもしれません。
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