■暖房 厚生労働省の調査によると、凍死の発生場所で最も多いのが『家(庭)』で、約8割を高齢者が占めています。 また、月別死亡率の割合が最も高いのは1月ですが、その原因も寒さによるものと考えられています。 高齢者は寒さに対する適応力が衰えているので、低体温症・ヒートショック・心疾患・呼吸器系疾患などのリスクが高まります。 高齢者だけでなく、極端なダイエットなどで栄養状態が悪い方、糖尿病などの持病がある方、体調が悪い方なども要注意です。 WHOは、冬の室温を18℃以上にするよう呼びかけています。 しかし、年齢や体調に不安がある方は20℃以上(できれば22℃以上)にした方が良さそうです。 ■照明 「不要な照明を消す」ことは節電に役立ちますが、必要な照明まで消したり照度を下げると転倒する恐れがあります。 寝室とトイレを往復する際に転倒する方は多いものです。 適切な場所に適切な照度の照明を設け、事故を防ぎましょう。 なお、照度が足りない場所で勉強や読書をすると、眼に負担が掛かるので、眼精疲労や頭痛を引き起こすことがあります。 部屋の照明で足りない時は、電気スタンドなどの間接照明も利用しましょう。 ■健康最優先 室温や照度が適切でない住まいは健康を損ないます。 暖かい衣類を着用しつつ、無理の無い範囲で節電しましょう。 暖房や照明に必要な電気を使う分、 ・冷蔵庫の開閉回数や詰め込み過ぎに注意する ・テレビを見ない時は消す ・家族と同じ部屋で過ごす時間を長くする ・家族と間を開けずに入浴する など、健康を損なわない節電を心掛けたいですね。 家づくりの情報をお届けするメルマガ夢職人は下記をクリックすると登録できます。