日本語って難しい
私のお客さんで娘さんがニュヨークに嫁がれた人が居ます。 例のハイジャックが突っ込んだツインタワービルに数ヶ月前まで 勤められていて命拾いをされたそうです。 旦那さんはセルバニアの人で音楽家です そのお孫さんが夏休みに日本に二人45日も来られたそうです。 何しろニュヨーク育ち英語にセルバニア語に日本語 まさにバイリンガーですよね。 しかし3カ国のなかで一番苦手なのは日本語? 奥さんの話に思わず笑ってしまいました。 お孫さんが奥さんと旦那さんに「君たちそうじゃないでしょう?」 とか言われたそうです。 夫婦見合わせて変な表情にこれは言葉の使い方がおかしい と気づいたのか慌てて言い換えたそうです。 「お前たちそうじゃあないでしょう?」と 日本語の使い方は難しいですよね 色々有ってしかし最後の頃は、何かに足をぶつけた時に 日本語で大声で「痛い!」と言ったので 大分日本語に慣れたなあ~と安心されたそうです。 咄嗟に英語ではなく日本語が出たから・・・ と言われてました。
悪がき
私たちの子供の時もいじめも確かにありました。 しかし今日見られる様にクラスみんなで一人の子を よってたかってと言うことは有りませんでした。 クラスに誰か一人正義感の強いリーダーが居て、クラスの悪が 目に余るいじめ方をすると仲裁に入ってました。 小学校5.6年生の時、学校一の悪のI君が悪い事に 同じクラスでした。 手の付けられない悪がきで、先生も手を焼いてました。 男の子だけでなく女の子もいじめてました。 体育の時間にクラスで相撲がありました。 こいつ喧嘩は強いのに、相撲はたいしたこと有りませんでした。 担任のH先生はわざと私とI君をとらせてました。 二人が似通った体格で、二人とも大きく無かったです。 がっぷり四つに組むと先生が私に目配せして、I君に見えない位置から 身振り手振りで地面に叩きつけてやれと指示します。 私も日ごろのみんなの鬱憤を晴らすかのように、地面にやぐら投げで 叩きつけてやりました。 後でIが「佐々木お前相撲強いのお~しかし喧嘩はわしのほうが強いぞ~」 と負け惜しみを言います。 又相撲の時間が来ると先生の指名が、私に掛かります。 そして又地面に思いっきり叩きつけてやります。 自分の沽券にかかわると思ったのか、ある時は仮病を使って 相撲の時間休んでました。 社会人になり彼の噂を風の便りで聞きましたが、やはりその筋の人に なった様です。
作家の城山三郎さんが、ある会合で含蓄のある話をされたと 致知と言う雑誌で知りました。 若い女性が結婚相手の条件として、 三高(高学歴、高収入、高身長)を挙げるの引き合いに、 指導者にも三高があると言う話をされたそうです。 三高の一つは高安定。経営のなかで業績の安定は必須だと。 二つ目は高感度であること。 目まぐるしい時代の変化に処するためには高感度でなければいけない。 そして三つ目は、高淡白。 私心がない、飾り気が無い事、名声や地位を欲しがらない。 物質欲が希薄な事、つまり卑ならずと言う事が、 指導者にとって特に重要な要件だと、言われたそうです。 どれもこれも私には備わってないので、 指導者の資格は無いと思いました。 巷、草創期には清貧を貫き立派な指導者であった人が 仕事が成功すると卑しさを露呈し、謙虚さを失ない 晩年を汚すケースは枚挙にいとまがありません。 親父がいつも私に言ってました。 「徹、商売は必ずいい時も有れば悪いと時も有るもんだから一喜一憂するな」と 順境にある時傲慢に陥らない事は、逆境にある時に清貧を 貫く事以上に難しいですね。 個人差があるにせよ物欲を、抑えるのも難しいもんですよね。 今日は柄にも似ず、えらい硬い真面目な話になりました。 毎日猛暑が続きます。 外で仕事をする人は、熱中症には充分気をつけましょう。