現在は尺貫法はとっくに廃止された筈ですが・・・
住宅の業界は家の延べ面積をいまだに坪表示と平米表示の両立てです。
しかもいまだに坪いくらの方が分かりやすいので坪単価が通り相場?です。
最近少しコマーシャルがなりをひそめましたが・・・
Tホームは派手に坪25万8000円を売り物にしてお客さんを呼び集めて
成約の売り物にしていました。
本体工事坪単価の表示は落とし穴だらけです。
建物外の給排水工事は勿論、足場工事他本来本体工事に
当然入っているものを付帯工事やオプションにしているので安く見えます。
また坪単価の分母の床面積を施行床面積にしています。
バルコニーやポーチやウッドデッキなどをすべて含んでいるので
これまた坪単価が安く見えます。
またモジュール寸法がメートルなのでこれも坪単価にすると
1割近く安く見えます。
ローコストを売り物の会社はほとんどこのトリックでや安さを売り物にして
お客さんを引きつけておいて営業マンが言葉巧みに契約をさせて
後で金額を釣り上げると言う手法を用いる様です。
「安物買いの銭失い」と言う言葉があります。
一生住み続けなければいけない。
また孫子の代まで継承させる住宅を言葉のマジックで
安さを売り物にする住宅会社に騙されないようにしましょう。
弊社では「広島には広島の家づくりがある」と言うコンセプトの
家づくりの勉強会を開催しています。
興味のある方は下記より是非ご参加ください。
現在矢野東で長期優良地域資源活用型の家をしています。
1月12日は上棟式&餅まきを致しました。
今回はいつになく子供さんが沢山来られました。
非常に喜ばれていました。
去年段原で餅まきをした時はわざわざ徳島県の仲間の工務店の
社長夫妻が見学に来られました。
その日は生憎夕方から雨が降ってきて中止になりました。
しかし色んな資料を差し上げました。
無事去年上棟式&餅まきをされたようです。
今矢野東の家は木工事が進んでいます。
私の次男が大工さんで現場に入って頑張っています。
段原の家と工事が重なっています。
2月からは大工さんの人数が増えるので工事が進むでしょう。
2月12日13日と二日間構造体険会を行います。
今回の家は長期優良住宅地域資源活用型の家です。
芯梁工法ですが、長期優良住宅なので登り梁は認めてくれない?
矛盾していますが、登り梁の120×180を910ピッチで入れても
駄目だそうです?
455ピッチで屋根垂木を入れるように言われました。
120×45の木材を455ピッチで入れるよりも、910ピッチで120×180の
登り梁を入れるほうが構造的にも余程強いはずですが・・・・
どうも今の木造の構造基準は矛盾だらけの様です。
昭和の名工西岡常一爺もあの世で今の木造在来工法のあり方を
嘆いておられるしょうか?
金物で固めまくる現在の木造基準はいつ見直されるのでしょうか?
弊社では「広島には広島の家づくりがある」と言うコンセプトの
家づくりの勉強会を開催しています。
興味のある方は下記より是非ご参加ください。
昔の日本の家は、畳の間の連続でした。
部屋の隅は柱が建っているけれど、部屋と部屋の仕切りは
全部建具ばかりで壁はありません。
こんな造りだから、建具を全部外すと部屋の区切りがなくなり
柱が何本か建っているがらんどうのひとつの大きな部屋になりました。
つまり、どの部屋も、つないで使おうとすればつなげて使えます。
部屋の使い回しが自由に出来て、通風は抜群の空間でした。
壁の代わりに、建具で区切るのですから、建具の数はやたら多かった。
西洋の家に較べると内部の建具の数は、数倍以上にもなりました。
戦後西洋の家が日本にも建てられる様になりました。
プライバシーが大切とやたら個室をこしらえました。
内部の建具はほとんどドアーが作られました。
それにより小間割り間取りの風通しの悪い、日照も入りにくい
家が量産されました。
子供部屋も閉鎖的なドアーで仕切り子供のプライバシーを
確保しすぎて?親子の断絶が始まり、少年の凶悪犯罪を生み出す
一因ともなりました。
開き戸をやめて出来る限り引き戸を多用する。
また階段に付ける位置や、玄関ホールと居間との配置や、
吹き抜けの使い方で家族の会話の絶えない、
また家族の気配いつも感じられる家づくりが出来ます。
弊社では「広島には広島の家づくりがある」と言うコンセプトの
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昔の家は決して住みよい家とは言えませんでした。
冬は寒くて暗い、主婦は冬はの洗濯は、手の凍る様な水を使う・・・・
洗濯機がないのですから・・・
しかし労をいとわず工夫をしていました。
天気の良い日には戸を開け放して、日照を入れ風を家じゅうに通しました。
また天気の良いには畳を日に干すなどして、自然の恩恵を活用する事で、
家の管理に力を尽くして来ました。
今の家は、お湯もふんだんに使えるし、寒ければ暖房、暑ければ冷房で
快適な暮らしをしているように見えます。
窓も自分で開けようとしない、高気密、高断熱の家にして、
24時間機械換気をしています。
居住条件をすべて、機械設備に任せきりにしています。
便利に住めるようになったのは悪いわけではありませんが・・・・
機械設備に依存しきる住み方は環境破壊を生み、住み人の体の
本来持っている機能を退化させて命を縮めている事に
気付かねばなりません。
本来の人間の生命が根源的に依存しなければならないのは
自然の恩恵の利用です。
冬の寒さは、出来るだけ日照を部屋に取りこむことで家を暖める。
夏の暑さは、出来る限り通風をよくする窓のつけ方で、涼をとる。
暖房や冷房は極力控える。
換気も機械換気だけに頼らず、こまめに窓を開け閉めして
新鮮な空気を部屋に取りこむ。
この様な省エネの暮らし方が、環境と共棲する真のエコロジーな
生活ではないでしょうか。
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家は部屋を多くして区切り、小間割り間取りすればする程大きくなります。
部屋で区切れば廊下の無駄な空間も増えます。
床面積が大きいのに何故か広く感じない家になります。
また小間割り間取りの家は風通りも悪くなり、日照も悪い家になります。
建て替えなどでは家の坪数を大きくしたのに何故か
あまり広くなった気がしないと言う事が起こりがちです。
それは部屋数が増えただけでひとつひとつの部屋の広さが
変わらない場合におきます。
人間は同時にふたつの部屋に身を置くことが出来ないからです。(笑い)
部屋数を必要以上に多くすると掃除も大変ですし、
普段使用しない部屋が出てきます。
子供が出て行くと子供部屋は全く空いてきます。
ますます使わない部屋が増えてきます。
空き部屋はすべては物置き状態になります。
納戸だらけの家になってしまいます。
部屋数はなるべく少なくして普段は広く使います。
必要な時に引き戸で仕切る様に造ります。
小さく造って広く使うのが広がり空間の家づくりの秘訣です。
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昔、日本の家はうさぎ小屋と先進国から揶揄されました。
この言葉は1979年にEC(欧州共同企業体)の報告書だと言われる。
以後は自虐的に日本人は「狭い家に住んでいると」感じている人が
殆どではないでしょうか
現在の日本の住宅の平均の延べ床面積は125平米(38坪)あります。
アメリカの家は確かに敷地面積も大きくて家も大きいです。
平均的に148平米(45坪)と日本より広いです。
これは世界的にみれば特殊です。
ヨーロッパでも一戸建ては日本より大きい様ですが、
一般的にマンション、アパートに住む人の方が圧倒的に多いそうです。
マンション、アパートの類の一戸は日本の家より広くはありません。
イギリスは87平米(26坪)、フランスは99平米(30坪)、
ドイツは95平米(29坪)とあります。
欧米主要4カ国で床面積を比較するとアメリカに次いで2位です。
日本人は外国から指摘されると、すぐに反省するところがありますが
日本の今の家は世界的にみても、けっして狭くはないのです。
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西洋文化のドアーと日本文化の引き戸は機能が違います。
ドアーは常時閉鎖型の開口部であり引き戸は開放型の開口部です。
引き戸は本来開けて開けておいてもよいのです。
ドアーは普通は閉めておきます。
戦前の日本の家には余程の裕福な家庭でない限り子供部屋などは
ありませんでした。
貧乏子沢山、産め増やせやも国の政策もあり子供は7~8人もいました。
子供はひとつの部屋に雑魚寝?
勉強は広縁にちゃぶ台をだして勉強をしていた。
敗戦してから、占領政策から西洋住宅が取り入れられて?
個室文化が入ってきました。
内部の戸も引き戸から開き戸に変わりました。
したがって子供部屋にもドアーが取りつけれてしまいました。
電化も始まり子供部屋にテレビやパソコンもあります。
プライバシーの侵害だと子供部屋にかぎをつけてくれと言われて
慌てる親も出てきました。
親の寝室が6畳で子供の部屋も6畳?
親の寝室が6畳なのに子供部屋は8畳なの逆転現象の家もある様です?
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ドアーと引き戸の違いは前に書いた様な気がします。
西洋文化の開口部は常時閉鎖型で日本文化の引き戸は開放型です。
日本の住宅は外部環境を取りこむ住まいづくりを昔はしていました。
それに較べると西洋の住宅はほとんど外部環境を
遮断する住まい造りです。
緯度の違いで西洋の国は寒冷地です。
太陽の陽ざしは期待出来ません。
日照時間が短いのです。
だから外部の窓も小さくて数も少ないのです。
日本の洋風住宅がなにかデザインに違和感があるのは窓の数が多くて
また窓の開口部分が大きいからです。
北欧などの洋風住宅は窓が小さくて数が少ない。
その分外壁面積が多いのです。
日本の和風住宅は窓が大きくて数も大変多い。
北欧の様なデザインの住宅を日本で建てようとすると
窓をなるべく小さくして数も少なくする?
高気密高断熱にして冬型の住まいにする。
これでは夏の高温多湿の時期に6月位からすぐにクーラーも
使用しないと暮らせない家になります。
自然の風を家の中に通して涼を取ると言う先人に知恵を生かした
住まいづくりをしないと健康で長寿命な家づくりは実現しません。
高温多湿な地域で北欧と同じような家を造ると
夏の湿度で家が腐れてしまうからです。
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戦前の家は100年もつのは珍しくなかったのです。
それが昭和40年代に入りプレハブ工法、ツーバイ工法で
メーカーが日本の気候風土の特徴高温多湿を無視して
全国画一的に企画化した住宅を大量に売ったせいです。
昔は日本の住宅は地域の大工の棟梁がそれぞれの気候風土に合った
住宅を地産地消で造ってきました。
今では家は建てるのではなくて買うと言う人が
多くなっているのが現状です。
使い捨て住宅がいかに地球の環境破壊しているかは
自明の理です。
合板、集成材、塩化ブニール製品のメーカーの高気密高断熱住宅は
腐れが早く、また増改築不能です。
これは資源の無駄です。
在来工法の良さは間取りの変更も可能ですし、真壁工法にしていれば
木は大変長持てします。
4寸角の柱で60年くらい育つのにかかります。
少なくとも60年は家は持たせないと木材資源は枯渇することになります。
日本の伝統工法が、高温多湿で腐敗しやすい中を、
いかに木材を適材適所で使い分けて100年以上の長命住宅の
知恵をいまこそ学ぶべきです。
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法隆寺は建立されてから1370年経ちます。
木造の技術は中国から伝来したものですが・・・
本家本元の中国の最古の木造建造物は中国山西省の佛宮寺で620年です。
何故中国の建物に古い建物が残ってないのか?
戦乱の歴史を繰り返したから?
それもあるかも知れませんが
それは匠の技術の差ではないでしょうか?
法隆寺の建物は、創建当時の飛鳥の物もあれば、藤原時代、鎌倉時代、
室町時代、江戸時代、大正、昭和と修理を繰り返されています。
その時代時代の美に対する考え方や、建築物をどの様に考えていたか
分かるそうです。
法隆寺は飛鳥時代の匠達が知恵を出しきって造ったのです。
法隆寺と対照的な建造物は日光東照宮です。
法隆寺が装飾のない力強い美しさに較べて日光は構造よりも
装飾の美しさを選びました。
それゆえに法隆寺は1350年目に解体修理されました。
日光は350年くらいで解体修理を余儀なくされました。
法隆寺の昭和の解体大修理では、飛鳥時代の物も、藤原、室町の物も
解体修理をされましたが・・・
室町時代の物は650年しか?もたなかった。
飛鳥の創建当時のものに較べると半分しかもたなかったのです。
大工さんの技術は時代とともに退化しているのでしょうか?
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