私の親父は大正元年12月7日生まれでした。
享年満で91歳大往生でしたがスーパーマンの様に元気だったので
100歳までは充分生きるのではと確信してました。
だから高血圧のせいで腎臓が悪くなり腎不全となり
余命が幾らもないと先生から宣告されたときはショックでした。
一緒に住んでいながら何でもっと血圧の管理を
してあげられなかったんだろうと
90歳になってから急に元気がなくなり能美島にも帰らなくなりました。
あれほど頭が冴えていた親父もだんだんボケが始まりました
しかし経験された方は分かると思いますが・・・・
ボケてる時と頭が冴えてる時は全然違います。
冴えてる時はビックリするぐらい鋭い指摘をします
「う~ん今までボケてたふりをしていたのか?]と思うくらいに
まだボケていない時ですが長男が専門学校を途中でやめてアルバイトを
している時、親父が「おい順一郎はどうなんじゃあ」と聞いた事がありました。
私は息子がしっかりしない事に嫌気がさしていて
「あいつの事はもう知らん好きなようにすればいい」と答えると
親父は私にきっぱりと言いました。
「徹、親のお前がわが息子を見捨てた様な事を言ってはいかん
親はたとえ世間皆が見捨てても最後までかばってやらんと駄目だ。
親であるお前がそんな投げやりな事言ってどうする
」と諭されました。
私は自分の浅はかさと親父の子供に対する愛の深さに
思わず熱いものがこみ上げてきました。
「そうじゃね、親父の言う通りじゃ・・・親が子供を見捨てたような言い方しては
駄目じゃね」と答えました。
親父に較べて自分の愚かさを再確認しました。
今では一緒に会社で頑張っている長男その時の親父の言葉が無かったら
息子は会社に入って無かったでしょう。
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