切れ者
前にも話しましたが私は関西方面で7年間現場監督の修行をしました。
もうかれこれ40年も前の事です。
そして色んな上司の人のもとで現場修行しました。
それぞれ長所短所がありました。
現場の細かいディテール(納まり)に詳しい人、工程管理に長けてる人、工事の粗利益を沢山出す人、職人さんを上手く使える人・・・・・
しかし私が一番印象に残っているのは、Mさんです。
工業高校卒で会社では決してエリートでは有りませんが、
やり手でした。
私は大阪のP教団の突貫工事の応援で、2週間下で働いただけですが
強烈に彼のやり手ぶりが脳裏に焼きついています。
何しろ三階建てのRC造の寮が二棟、S造の集会所が一棟杭打ちも有って
工期は90日常識的にはとても間に合いません。
大阪支店所属のSさんと東京から来た突貫工事専門のMさんで
最初は棟別に分けて現場監督10人くらいで見ていました。
両人が所長と言う肩書きで・・・・
しかし大阪支店所属の所長は私も下で働いたことが有りましたが
細かい納まりは詳しい人でしたが細かすぎる帰来がありました。
工事の進め方、考え方の違う両者がぶつかり現場が上手く回らなくなり
年下のMさんが、Sさんに言ったそうです。
「Sさん頭が二人ではこの突貫工事は絶対間に合わない。我々は工期遵守が
絶対最低条件だ。私が総指揮を取らないと間に合わない。悪いが私の指揮下で
やってくれと言ったそうです。」
そうして不可能と思えた突貫工事を無事工期内に収めました。
Mさんには色んなエピソードと言うか武勇伝があるのですが
それは次の機会に又書きます。
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次回の住まい塾は10月7日開催予定です。
2007年08月24日 8年前のブログです。
アントニ-ガウディー
スペインの世界的な建築家のこの名前を知っている人も多いでしょう。
私がこの名前を初めて知ったのは私が大学2年生の時です。
私の姉は東京の国立音楽大学に通っていて、国立に下宿していました。
私ははるばる千葉の片田舎から、食事を目当てに時々泊まりに
行ってました。
その時付き合っていた姉の彼氏が武蔵野美大の建築デザイン科の学生でした。
かなり気障な男で「君は建築家ではだれが好きなの?」と聞くのです。
私は別に建築家に成ろうなんて思い建築の大学に行ってるわけではないので
言葉に詰まりました。
すると彼曰く「目標にする建築家は決めておいた方が良いよ」と言いました。
「僕はガウディーの様な世界的な建築家になるんだ。将来の僕を見ていてくれ」と
言ってました。
私もその言葉を覚えているから、建築雑誌で彼の名前を時々捜すのですが
見当たりません。
二十年位前に「アントニ-.ガウディー」と言う
ドキュメントタッチの映画が広島で上映されました。
ガウディーか私は彼の事も思い出して早速見に行きました。
ガウディーの学生の時の卒業設計の図面がスクリーン一杯に
映し出されましたが、ぶったまげました。
確か19歳位の時書いたという図面でしたが、天才は居るんもんだ
と実感しました。
有名なサグラダファミリアと言う教会はまだ建築中でまだ数百年も掛かると
言われてるようです。
教会の内部に飾るレリーフやら彫刻物もガウディーがデッサンしたものが
映画で紹介されましたが、まさに画家です。
一度スペインに行ってガウディーの建物を見たいと思ってます。
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次回の住まい塾は9月11日(日)に開催します。