日本の家造りはこの50年足らずでのうちに大きく変化してきました。 プレハブメーカーが日本に誕生してから、現場作業を省力化しました。 工場でパネル化してコストダウンをしました。 しかしユーザーには還元されていません。 広告費やモデルハウスの固定費などに莫大な経費がかかるからです。 ユーザーの方も家を建てるから家は買う物へと意識が変化しました。 豪華な大きなモデルハウスに夢をはせて、豪華なパンフレットに載せられている いくつかのモデルプランから(自分の敷地の道路の向きと、建てる大きさ)から選ぶわけです。 車を買うときと同じ感覚です。 実物とパンフレットを見ながらオプションを決めていく。 自分が何十年も棲む家です。 住宅は人間はに取っていちばん身近な環境です。 車の様にどこかに移動するときにだけ使う乗り物とは訳が違います。 工場でオートメーションでユニットをを制作されて現場で組み立て組み立てられた積み木のような? 住宅に数千万のお金を払いますか? 家は買う物ではありません。 建築主がしっかりと住宅の工法のメリット、デメリットを勉強して、自分自身で、工法を決めて 住まい造りの基本をしっかりと勉強をされて住宅業者と綿密に打ちあわせをしながら造りあげるものです。 12月の住まい塾は、12月5日、12日に開催致します。 1日ひと組で完全予約制で開催しております。
法隆寺は1350年以上経ってます。
しかし悪くなった構造体を修理取り替えをしています。
飛鳥時代に中国から建築様式を学んだ訳ですが、
現在中国でいちばん古い木造の建物は佛宮寺という八角形のお寺出そうです。
その建物の直径は29メートルもあるのですが軒の出は3メートルもあります。
同じ形の法隆寺の夢殿は直径11メートルしかないのですが、軒の出は3メートルもあります。
中国から伝来してきた技術を鵜呑みにせず、雨が多くて、湿気の多い日本の気候風土に合わせて、
飛鳥時代の匠は軒の出の深い構造を考えた様です。
日本の気候風土を考えずに、北欧やアメリカの猿まねをやっている現在の洋風住宅ははずかしい限りです。
飛鳥の匠は、日本の気候風土や木の質を良く熟知していた。
平安時代に再興した法隆寺の建物の大講堂になると軒の出は浅くなっています。
そのため雨や風、湿気にさらされて修理のサイクルが短いそうです。
古代の建物を調べて見ると、古代ほど技術が優秀だそうです。
長年工務店をやっていると「良い土地を世話してくれたら御社で家を建てたいのですが?」 と言われた事は数え切れないほどあります。 しかし私も方々手を尽くして探しても、その方の理想の土地は見つかりません。 何故見つからないのでしょぅか? それは土地の予算とその方の理想とする土地の価格があまりにかけ離れているからです。 土地に予算をかけすぎると家の予算が極端に少なくなります。 土地を探しに疲れてしまい、本意ではないのに建て売り住宅で我慢しようと、注文住宅はあきらめて建て売り住宅にされる方も多いです。 しかし便利が良くて安い土地を見つける方法があります。 それは狭小地や変形の土地を買うのです。 土地代が安い分、家にお金がかけられます。 20坪余りの土地でも、4人家族で暮らせる十分な家を建てる事ができます。 何年探しても理想の土地は出てこず、家を建てるタイミングを逸する方も多いのです。 発想の転換をされた方が良いと思うのですが?