「お年寄りの空間は細かくわける?」
今まで廊下のない広がり空間の話を何回かしてきました。
今回は真逆の話をするようですが、子育て世代ではなく終の住み家。
お年寄りとの同居住宅と言う観点のお話です。
4畳半の部屋がふたつ。
納戸が4畳、押し入れ、小物入れ、これらの合計は8坪弱・・・・
この空間に二人いるのだから、一人当たり4坪弱つまり8畳よりせまくなります。
お年寄りを大切にしようとお年寄りを大切にと広い部屋をとり、床の間、押し入れ、タンス置き場なども並べるとそれだけで8坪になります。
しかしその部屋が住みやすいかと言えば冬は寒々する。
明かりをつけても部屋の隅々が暗い。
お年寄りは動作がおっくうになります。
また夫婦別の部屋が欲しくなります。
和室ならもう1坪増やして縁側をつけて雪見障子をつければ
寒いときに炬燵に入り縁側越しに庭の降る雪を眺める事もできます。
また天気の良い日なら格好のサンルームにもなります。
かく言う我が家も親父が建てた家ですが、座敷より広縁の雪見障子から庭に降る雪を眺めるのはとても心が落ち着きます。
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子育て世代さんの家づくりで子ど部屋の考え方は悩ましいですよね?
子育て世代さんでは、ご夫婦の寝室と子供部屋は2階にとる事が大半です。
子供さんが小学校の低学年までは、ご夫婦の寝室で一緒に寝るのこと多いですねえ。
それもあり主寝室は6畳ではすこし狭い気がします。
お二人の子供さんがおられる場合また将来的にお二人の子供さんを予定している場合は
将来的に二つに仕切れるように二つの引き戸をつける事をお勧めします。
また子供部屋の目的は勉強をして後は寝るのふたつです。
それを考えれば大きさは4.5畳+収納スペース1畳あれば良いと思います。
最初は大きな9畳の部屋にしておき中学生になる頃に仕切れば良いと思います。
また方位ですが、勉強の集中力を考えれば北窓に面するが理想的です。
1年を通じてまた一日を通じて光の変化がなくて勉強に集中しやすいからです。
またごご夫婦の寝室は東南に向けるのが正しい方法です。
家族の中で一番早く起きて朝食の支度や弁当作ったりするのはお母さんです。
季節に寄りますが東の朝日を浴びて快適に起きることができます。
西向きに配置すると1年中、朝日が入ってきません。
上記の様な勉強を住まい塾で行っています。
下記の案内から詳細はご覧ください。
狭い家でも広く住むには、部屋にごちゃごちゃ物を置かない事です。
8畳の部屋でも家具や置物やら色々置くと使える空間は6畳くらいになってしまいます。
6畳の部屋は4.5畳にくらいになります。
私の親父は元々は大工でした。
長男の私に常々言って聞かせてくれました。
「徹!和室の8畳には1.5間か2間の押し入れ、6畳には1間の押し入れがあれば良い!よう覚えとけえよ~」
たたきこまれました。
二間続きの和室のある家が普通でしたが今は和室はとっても1室ですね。
現在弊社では収納率(全体の面積に対する収納面積の割合)を重視していますが・・・・
基本は昔とあまり変わりません。
部屋の中にはなるべく物は置かない。
適材適所に収納をとる。
玄関にはSIC、部屋には物入れ・CL、台所には食品庫、寝室にはWIC、子供にはCLと適材適所に収納をとります。
収納率は12~13%を取るようにしています。
部屋に家具類を置かないメリットは大きく分けて3つ有ります。
①地震が起きた時に家具の下敷きになるリスクを回避出来る。
②掃除機をかけるのが楽である。
③転用性のある空間になる。
昔の日本の住まいは、多用性がありました。
家族が集まる、食事も出来る、お客さんが来れば客間にもなる、
一人でいるときには書斎でつかえる、夜になれば夫婦の寝室になる。
昔の日本の生活空間の特徴でした。
現在でも狭い部屋を広く使う秘訣は部屋にはなるべく物は置かない。
無駄なものはやたらと買わない。
家具類はすべて収納室にしまいこんで置けば良いです。
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