昨日に続いて住宅業界の実情について書きます。
昭和40年代に入って来て高度成長期に住宅の需要が増えて来ました。
住宅公団も次々に全国に大量に公団のアパートを建設しました。
私も関西方面で中堅のゼネコンで現場監督をしていました。
神戸のひよどり台で住宅公団のアパートを8棟220戸を建てました。
昨日に続いて住宅業界の実情について書きます。
昭和40年代に入って来て高度成長期に住宅の需要が増えて来ました。
住宅公団も次々に全国に大量に公団のアパートを建設しました。
私も関西方面で中堅のゼネコンで現場監督をしていました。
神戸のひよどり台で住宅公団のアパートを8棟220戸を建てました。
その頃プレハブ住宅が日本に誕生しました。
DハウスやSハウスやN住宅などです。
当時のプレハブ住宅はいかにもプレハブですと言う様な代物でした。
夏は暑くて冬は寒いというかなり劣悪なものでした。
しかし企業力をいかし着工戸数を伸ばして来ました。
そして日本建築センターを大手ハウスメーカーが出資して設立しました。
現在民間の住宅性能評価機関として大臣から指定を受けて、
特別評価も含めて評価業務を行っています。
今までも政官を抱き込みプレハブ住宅やツーバイ工法を
あらゆる面で優遇する様な法律などを作って行きました。
型式認定で在来工法よりも有利な状況を作っていったのです。
住宅金融公庫でも在来工法よりもプレハブ住宅の方が借入期間が
5年長かったりもしました。
また法定耐用年数も何故かプレハブの方が長い?
準防火地域で建築しやすい、火災保険での優遇など様々な分野で有利
なるように政官を動かして来ました。
たぶん多額な政治献金のお金が動いたのでしょう?
型式認定などを行うのが資本を投下している日本建築センターが
認定機関だと言うのだからあきれた話です。
私は従前からどうも住宅の法律や規制や基準が
在来工法の住宅に不利なように作られている。
どこか作為的なものがあると思って来ましたが・・・・・
この度WB工法の開発者である寺島社長よりカラクリを
教えていただき納得しました。
法治国家である日本では法律や規制などで縛られてしまうと
それに抗う事は出来ません。
政権はいま民主党に変わりましが1300年の歴史のある在来工法の住宅
「日本には日本の本当の家づくりがある」
在来工法の住宅を公平な立場で評価していただきたいものです。
私の会社では、家づくりの基本がわかる住まい塾を開催しております
興味のある方は下記から「住まい塾」の案内が見れますよ
昔、東の聖人孟子は「居は気を変える」と言われました。
また、西の聖人ソクラテスは「住まいは人格形成の場である」
と言われたそうです。
大昔から住居は住む人の人格に多大な影響をもたらすと
考えらて来ました。
神戸の猟奇少年犯罪や宮崎勤による少女の猟奇殺人事件が
起こったのちに、「子供をゆがませる間取り」と言う
本が出版されました。
私も買って読みました。
凶悪犯罪を犯した少年の住まいの間取りに
共通しているのは生活動線が交わらない間取りです。
玄関を入ってすぐ玄関ホールがあり階段が付いている。
子供は学校から帰ると家族に顔を会わせずに自分の部屋に入れる。
また外出する時も自由に出れる。
長期優良住宅の要件は耐震等級2と省エネ基準の4を取る事が
求められています。
可変性や住宅履歴も求められていますがこれはまだ曖昧です。
100年住宅とか200年住宅とか言いますが・・・・
弊社は今年で創業82年ですが・・・・
200年も続いている企業なんて全国で数えるくらいしか存在しません。
住宅の寿命を本当に100年単位で考えるならそれは建物としての
耐久性だけが問題ではありません。
孫子の代まで住み継がれる住宅はまず孫子の代まで愛着が持てる家か
どうかが一番の課題です。
年を経るごとに味わいが出てくる家・・・・
昔の古い武家屋敷や民家や町屋は100年以上経っても
味わいがあります。
それはその地域の気候風土に合った自然素材や無垢の木を使って
建てられているからではないでしょうか?
本物の素材で出来た家でなければ年数が経っての味わいは出ません。
工場で大量生産された無機質な石油製品の新建材で作られた
家では経年ごとの味わいは出てきません。
長寿命な健康住宅は無垢材と自然素材を使った在来の木造住宅
でなければ実現出来ません。